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2024年10月28日 16:44 / イベント・セミナー
全日本トラック協会は10月26日・27日に第56回全国トラックドライバーコンテストを開催し、日本通運 仙台支店の中根誉士さん(4トン部門・宮城県代表)が最優秀ドライバーに贈られる内閣総理大臣賞を獲得した。
今年の同コンテストには、全国の地方予選に参加した1228名の中から選ばれた142名が参加。自動車安全運転センター安全運転中央研修所(茨城県ひたちなか市)を会場に、4トン(42名)、11トン(40名)、トレーラ(32名)、女性(28名)の4部門で腕を競い合った。
競技は、学科と実技の総合得点で競われ、配点は学科が400点、実技が600点。学科の平均点は338点、実技は541点で、最高得点は学科が395点、
初日の26日は学科(交通法規、構造機能、運転常識)と実技(前輪タイヤの点検・市街地コース走行、隘路走行及び前進スラローム走行)を実施。2日目の27日は実技のみで、後退でのスラローム及びS字バックによる車庫入れ。なお、前回からの変更点として、トレーラ部門は昨今の普及状況から3軸のトレーラに変更された。
各部門の結果は、4トン部門が内閣総理大臣賞も受賞した中根誉士さん、11トン部門が日通千葉貨物運送 茜浜事業所の山野邉 繁さん(千葉県代表)、トレーラ部門が日本通運 東京海運支店自動車事業所の星野 巧さん(東京都代表)、女性部門が岡山スイキュウ 瀬戸内物流センターの左直希乃さん(岡山県代表)。
中根さんは内閣総理大臣賞の受賞について、「まだ信じられない気持ち」とコメント。「大会前はとにかく日本一のトラックドライバーになるんだということを目標にやってきましたが、大会中はそこを考えないように、自分のベストを尽くすんだということで、なるべく考えないようにしていました。結果、自分の持っている力をすべて出し切って、このような賞をいただけたと感じています」と喜びを語った。
またシニア(50歳以上)のドライバーのうち最優秀者に贈られる全日本トラック協会長特別賞は、日本通運 宮崎支店都城総合物流センターの野呂卓司さん(52歳・11トン部門宮崎県代表)、中小企業に所属するドライバーの中で、最も優秀な成績を収めた選手を表彰する国土交通大臣賞は大興運輸 半田支店の今福 慧さん(4トン部門愛知県代表)が獲得した。
全日本トラック協会の坂本克己会長は表彰式で、56年前、当時3つに分かれていた業界団体が大同団結し、その時に安全運転が大切だということで、このコンテストが発足したと経緯を説明。また数あるコンテストの中でも、同コンテストには内閣総理大臣表彰が設けられていることに触れ、トラック運送事業が持つ重要性を強調し「この業界は人間の体で言えば血液。暮らしと経済を支えているのはドライバーの皆さん方です。エッセンシャルワーカーという誇りをもっていただきたい」と参加したドライバーに語った。