車両・用品 に関する最新ニュース
一覧- ティアフォー/経産省事業の補助事業完了「自動運転トラックの社会実装」加速 (04月28日)
- 住友倉庫/中国でEVトレーラーを導入 (04月28日)
- 日本ボデーパーツ/簡単取付可能なトラック用傘シェードを発売 (04月25日)
- 新明和、東邦車輛/GVW36t車級「土砂運搬ダンプセミトレーラ」を発売 (04月24日)
- 奥洲物産運輸/自社トラックに薄膜ソーラーパネルを搭載、燃費を10%以上改善 (04月24日)
2024年11月25日 14:48 / 車両・用品
ダイムラー・トラックは11月22日、ヴェルト工場(ドイツ)でメルセデス・ベンツブランドの大型EVトラック「eアクトロス600」の量産を開始した。
量産開始を祝う式典で、同社のカリン・ロードストロームCEOは「eアクトロス600の量産開始は、業界を変革するという当社の野望のさらなる証明」と説明。「1回の充電で500km走行可能なeアクトロス600は、CO2排出量の3分の2を占めるヨーロッパの長距離輸送セグメントに対応しています。したがって、当社のバッテリー式電気長距離輸送トラックは、大きな違いをもたらすでしょう」と期待を語った。
eアクトロス600は、長距離輸送用のEV大型トラックで、600kWhを超える高容量バッテリーと自社開発の新型電動アクスルの搭載により、中間充電なしで走行距離500km(総重量40トンの場合)を実現。中間充電を活用すれば、1日あたり1000kmを超える走行も可能としている。最大400kWのCCS(欧州充電規格)充電に対応しているが、将来的にはメガワット充電(MCS)にも対応するという。
マンハイム、カッセル、ガッゲナウのダイムラートラック工場では、電動アクスル、トランスミッション部品、多数の高電圧および低電圧部品を製造し、これをヴェルト工場に供給。ヴェルト工場ではディーゼルトラックと並行し、既存の組み立てラインで製造する。
同工場で最初の数カ月で生産される車両は、主に自社所有の販売・サービス拠点やディーラー向けのデモ車両として使用されるが、一部の顧客車両も2024年末までに生産され、登録される予定としている。