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2025年02月20日 16:26 / 施設・機器・IT
スギノマシンは2月20日、主にバス・トラックなどの燃料電池(FC)大型商用車向けの大規模水素ステーションに対応する川崎重工業製「大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機」に搭載される水素ブースターの供給を開始した。
油圧油圧ブースター式水素圧縮機は、油圧駆動によりガスピストンを往復運動させることで水素ガスを高圧化する装置。
川崎重工の「大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機」は、中規模水素ステーション向けの従来製品(水素供給能力300Nm3/h)から、水素ブースターの組み合わせを変更することで、水素供給能力を増強した大容量タイプ(水素供給能力600Nm3/h)としてラインアップするもの。
バス・トラックなどの燃料電池車大型商用車は、燃料として多くの水素を必要とするため、水素ステーションでの充填に時間を要する。今後、燃料電池車大型商用車が普及するためには、水素を大流量で迅速かつ、より多くの車両に充填できる大規模水素ステーションの実現が不可欠であり、水素ステーション内で水素ガスを圧縮する役割を担う水素圧縮機の大容量化が必要になる。
スギノマシンは、2021年度から水素圧縮機用水素ブースターを川崎重工業と共同開発し、2023年度から販売元の川崎重工業に供給中。水素ガスは最大82MPaGの超高圧に圧縮されるため、水素ブースターは非常に過酷な条件で作動することになるが、長年培ってきた高圧水圧縮技術を応用することで、高い耐久性を実現し、信頼性を獲得している。