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2025年05月28日 12:22 / 業績
丸全昭和運輸が5月28日に発表した2025年3月期決算説明資料によると、物流事業の売上高は1255億2600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益126億5600万円(11.4%増)となった。
<事業別売上構成比>
出典:2025年3月期丸全昭和運輸決算説明会資料
物流事業は、貨物自動車運送事業、港湾運送事業、倉庫業、鉄道利用運送事業、物流附帯事業で構成。全体売上高1445億7200万円(3.1%増)に対する構成比は86.8%だった。
全体売上高に対する構成比は、貨物自動車運送事業40.6%、港湾運送事業10.8%、倉庫業23.8%、鉄道利用運送事業0.8%、物流付帯事業10.8%となった。
貨物自動車運送事業は、関東地区では、建設機械や住宅資材の取扱いが減少したが、IT機器や住宅設備機器の取扱いが増加した。中部地区では、住宅設備機器や断熱材の取扱いが増加した。関西地区では、油脂や電力機器関連の取扱いが増加した。さらに、モーター関連製品の取扱い増加もあり、貨物自動車運送事業全体では増収だった。
来期の物流事業は、ドライバー不足、同業間の価格競争、原油価格の高止まり、電力量の高騰といったリスク要因がある。一方で、今期も3PL事業、グローバル物流事業、成長ターゲット(産業機械・半導体材料・蓄電池・電子部品)案件等の新規案件獲得を見込む。また、コスト高については、価格改定による料金適正化を進め、収益力もアップさせる。
2026年3月期の物流事業は、売上高1332億円(6.1%増)、営業利益138億6000万円(9.5%増)の見通し。