イズミ物流/ダイセーグループの特定技能ドライバーマッチングサービス活用で外国人材を採用

2025年10月14日 16:30 / 労務

イズミ物流(東京都千代田区)は、ダイセーグループでベトナム・ハノイに本社を置くシステム開発会社Daisei VEHO WORKSの特定技能ドライバー・整備士育成マッチングサービス「DriveeLink(ドライビーリンク)」を活用し、外国人材の採用に成功した。

ドライビーリンクは、2025年3月に提供を開始した物流企業と外国人材送り出し機関をつなぐマッチングサービス。企業が求人票を公開すると、送り出し機関がマッチする人材の履歴書をアップロードし、その後、企業と求職者のオンライン面談を経て採用を決定する仕組み。

<DriveeLinkの仕組み>
20251014izumi - イズミ物流/ダイセーグループの特定技能ドライバーマッチングサービス活用で外国人材を採用

採用に至った場合は、採用企業から送り出し機関へのフィーの支払いが発生するが、採用企業からドライビーリンクに対しては費用が発生しない。また、採用に至らなかった場合は一切費用がかからないため、企業にとってリスクが少ないサービスとなっている。

サービス開始から約半年で、物流会社8社(うちダイセーグループ6社)と送り出し機関17社、合計25社がドライビーリンクを導入。これまでに15件の求人に対し18件の応募があり、うち1件が採用となった。いずれも「特定技能1号」での採用事例であり、既に日本での就業経験を持つ人材のため、即戦力として現場での活躍が期待されている。

今回採用を決定したイズミ物流は、特定技能1号にトラックドライバーが追加されたことを受け、2024年8月に「外国人ドライバー採用プロジェクト」を発足。「国籍・ジェンダー・年齢は関係ない」をテーマに多様な人材の活躍を推進しており、現在、特定技能1号ドライバー9名が勤続、さらに20名の内定者が入社を控えているという。

イズミ物流の外国人材採用担当者は、ドライビーリンクを利用した採用について「既存取引先以外の人材紹介会社からも応募があり、採用の裾野が広がる点がいい。今後は、人材紹介会社からの紹介に加えて、求職者個人と直接つながれる仕組みができれば、さらにマッチングの機会が増えると期待している」とコメントしている。

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