いすゞ 決算/4~9月、販売台数増加で増収も、為替や米関税影響等で減益
2025年11月12日 15:43 / 業績
いすゞが11月12日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上収益1兆6373億900万円(前年同期比5.4%増)、営業利益1046億4900万円(21.1%減)、税引前利益1173億8600万円(14.8%減)、親会社に帰属する当期利益698億2300万円(11.1%減)となった。
損益は、販売台数の増加・価格対応の推進によるプラス影響はあったが、為替影響・CV(商用車)の仕向構成悪化・米国関税影響・資材費等の上昇によるマイナス影響が上回り、営業利益は前年同期から280億円の減益となった。
CVグローバル販売台数は、国内向けは想定線での台数増。海外向けは北米向けが販売サイドの在庫調整により台数減も、中近東・アフリカを中心に、全体では台数増となった。
一方、ピックアップトラックなどLCVグローバル販売台数は、タイ国内向けは厳しい市況が続いているが、販売サイドの在庫調整を実施していた前年同期からは台数増。輸出向けは、中近東で台数減もアフリカ・オセアニアを中心に全体では台数増となった。
通期は、売上収益3兆3000億円(2.0%増)、営業利益2100億円(8.5%減)、税引前利益2200億円(10.2%減)、親会社に帰属する当期利益1300億円(7.2%減)を見込んでいる。
CVグローバル販売台数は、国内向けは商品の更新・販売共に順調に進捗する見通しも、海外向けはインドネシアの市況悪化もあり、5月に公表した前回見通しから全体では3000台下方修正。ただし中近東・アフリカ・中南米では中計の想定以上に拡販が進捗しており、北米以外の地域合計では、27年3月期の目標台数を1年前倒しで今期に達成する見込みとしている。
LCVは、厳しい市況が続くタイの今期中の回復は難しく、5月に公表した前回見通しから、1万台減の6万2000台に下方修正。輸出向けは、サウジアラビアでディーゼル燃料価格の上昇等による需要減少・競争激化を受けて、中近東を中心に9000台下方修正している。
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