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2025年11月13日 14:40 / 車両・用品
日本自動車殿堂は、このほどUDトラックスの往年の名車「ミンセイ6TW12」を、「日本自動車殿堂 歴史遺産車部門」に選定した。これにより、日本の自動車史に優れた足跡を残した名車として日本自動車殿堂に登録され、歴史的遺産として永く伝承される。
「ミンセイ6TW12」は、UDトラックスの前身である民生デイゼル工業(当時)が、1960年に発売した大型ディーゼルトラック。一般道路も高速道路も未整備の当時の日本において、物流の長距離高速移動と大量輸送の時代の到来を想定し開発された車両で、当時としては画期的な直列6気筒ディーゼルエンジンと堅牢なシャシー構造を採用。高い耐久性で全国各地の輸送・建設・公共インフラ現場で活躍した。
日本自動車殿堂は殿堂入りの理由について、「ミンセイ6TW12は戦後の経済事情を考慮し開発され、日本初の後輪2軸駆動10.5トン積み大型重トラックで、自社開発の2サイクル ユニフロー・スカベンジングディーゼルエンジンにより、日本の産業発展に貢献した歴史的名車である」としている。
11月12日に行われた表彰式で、UDトラックスの小田原俊彦商品戦略担当専務は、ミンセイ6TW12について「輸送が鉄道からトラックに移行するタイミングで、日本で初めて積載量10トン、200馬力を超え、最高速度90キロの高速走行を可能にし、ダムや高層ビルなどの建設において大いに活躍した」と説明。
「故障が非常に少なく信頼性が高いと評価され、以来大型トラックは当社のビジネスの中核となりました。UDトラックスにとってDNAといえるこの象徴的な車が、日本自動車殿堂の歴史車部門に選ばれたのは本当にうれしい」と喜びを語った。