滋賀運輸支局は、10月・11月の「トラック・物流Gメン」の集中監視月間を受けて、適正な取引を阻害するおそれのある行為をしている荷主や元請事業者に対する監視活動を強化した。
<荷主パトロールを実施>

集中監視月間において24社の荷主企業を訪問。2024年問題やトラック・物流Gメンの活動内容についての啓発活動を実施した。また、運送会社へは悪質荷主企業についてのヒアリングや意見交換を実施した。
また、岐阜運輸支局トラック・物流Gメンとの合同パトロールとして米原市・長浜市・大垣市といった互いの県境を中心に協力して荷主企業や元請事業者へのヒアリングを行った。
<ドライバーへの情報収集も強化>

近畿運輸局、滋賀運輸支局合同でトラック運転者に対する啓発活動と聞き取り調査(プッシュ型情報収集)を、10月21日に彦根トラックステーション、11月5日に名神・大津SAで実施。
運転手からは「荷主企業からの扱いはかなり改善されてきている」という声がある一方で、「長時間の荷待ちや契約書にない業務をさせられている」といった声もあった。
今後も「トラック・物流Gメン」は、持続可能な物流の確保に向けて、悪質な荷主・元請事業者を監視する取り組みを実施する。
近畿運輸局/トラック・物流Gメン、名神・近畿道などのSA・PAで情報収集