ルノー・トラック/大型EVトラックの運用事例としてスイス運送事業者のケースを紹介
2026年01月29日 14:34 / 車両・用品
ルノー・トラックは、EVトラックの運用事例として、スイスの運送企業Hugelshofer Logistikでのケースを紹介した。
Hugelshofer Logistikは、220台のトラックを運行する運送事業者で、うち80台がルノーの大型EVトラック「E-Tech」などのEVトラック。
<Hugelshofer LogistikのルノーE-Tech>

Hugelshofer社ではE-Techをダブルクルー体制で運行し、休憩時間に中間充電を行い、夜間にデポでフル充電を行なっている。E-Techの航続距離は300kmだが、この運用により1日600km以上走行でき、24時間で1007kmを走行した日もあったという。
なおHugelshofer社では、拠点に最大出力480kWの急速充電ステーションを30基設置し、1日最大100台のトラックを充電可能。年間120万kWhの太陽光発電システムも設置し、3基の変圧器で電力の安定性を確保している。充電の95%はデポで直接行っており、その結果、コスト管理、運用の信頼性、シームレスな日常業務を実現しているという。
この結果、運行コストは同等のディーゼル車と比較して約30%削減できたという。ただ、これには大型貨物自動車の電動化に有利なスイスの枠組みも大きい。
スイスでは、道路課金制度でEVトラックを優遇しており、ディーゼル車に対して経競争力を持っている。また政府は大型トラック向け充電インフラの整備に2026年から2030年にかけて2000万スイスフラン(約40億円)の投資計画を発表するなどしており、スイスでは2025年1-11月の16トン超車両の電動化比率は14.7%と、欧州平均1.9%のほぼ8倍となっている。
ルノー・トラックでは、このスイスの事例について、車両、インフラ、組織、そして公共政策が一体となって前進することで、EVトラックへの移行を加速できることを示している、と説明。欧州諸国は、このモデルからヒントを得て、大規模な電動化に必要な条件を整えることが不可欠だとしている。
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