T2/国内初、レベル4自動運転幹線輸送に向け、無人・有人の切替拠点を神奈川と神戸に設置
2026年04月24日 10:00 / 施設・機器・IT
T2は、高速道路での無人運転と一般道での有人運転を切り替える拠点(切替拠点)を、このほど神奈川県綾瀬市と兵庫県神戸市に設置した。
物流事業者による切替拠点の設置は、国内初。
自動運転トラック開発と運送事業を展開する同社は、25年にレベル2自動運転トラックによる商用運行を関東ー関西間で開始。27年度にはレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現を目指している。
レベル2はドライバーが乗車するが、レベル4は無人運転となる。ただ、無人運転が可能なのは高速道路のみであり、顧客の物流拠点までの一般道は有人での運転となる。このため、無人/有人を切り替えるためドライバーがトラックに乗り降りする「切替拠点」が必要となる。
今回設置された切替拠点は、東名・綾瀬スマートICに隣接した「トランスゲート綾瀬」と、山陽道・神戸西ICに近接した「トランスゲート神戸西」。「トランスゲート」という名称は、自動運転トラックによる幹線輸送サービスを実現した将来を想起できるよう、「無人/有人運転の切り替え=トランス」と「玄関口=ゲート」を組み合わせて決定したという。
現在はレベル2のため切替拠点は必要ないが、当面はレベル4となった際のオペレーションなど、課題検証を行っていくという。
このうち「トランスゲート綾瀬」は、東名高速を挟んだ2カ所のスペースで構成しており、関西への出発、関西からの到着にそれぞれ対応。両スペース合わせて一度に最大6台のトラックを受け入れることができる。また敷地内には、ドライバーが待機するためのトレーラーハウスも設置されている。
一方、トランスゲート神戸西は、出発・到着を1カ所のスペースにまとめ、最大7台のトラックの受入れを可能としている。
4月22日には、レベル4を見据えて活動する「自動運転トラック輸送実現会議 L4 Truck Operation Conference」参画企業15社が現地を訪れ、自動運転トラックの無人/有人運転の切り替えなど、同会議内で議論を進めてきたトランスゲートにおける一連のオペレーションの手順を確認。
また同日には、綾瀬市の担当者も現地を視察した。綾瀬市商工振興課は、「物流危機という深刻な社会課題に対し、今回のトランスゲート綾瀬の設置を通じて、自動運転トラックによる幹線輸送の実現をさらに確かなものとし、市内産業活性化に繋がるよう、綾瀬市もT2に期待してまいります」とコメントしている。
T2は今年3月、レベル2自動運転トラックで、綾瀬スマートICと神戸西ICの間を結ぶおよそ500kmの高速道路の本線で、国内で初めて、ドライバーによる一時的なハンドル操作を一度も発生させず自動運転のままでの完走に成功。今後、レベル4に向けて、トランスゲートの間も自動走行できるよう本線から区間を拡げ、幅の狭さで走行の難易度が高いとされる料金所の通過や、料金所とトランスゲートを結ぶ一般道の走行までを可能にする技術開発も、自動運転トラックを用いた輸送オペレーションの構築とあわせて本格化させていく。
| 名称 | トランスゲート綾瀬 | トランスゲート神戸西 |
| 完成時期 | 2026年4月 | 2026年2月 |
| 所在地 | 神奈川県綾瀬市小園 | 兵庫県神戸市西区見津が丘 |
| 総面積 | 約2,000m2 | 約1,800m2 |
| トラックの受け入れ可能台数 | 6台 | 7台 |
| 最寄りICおよびICからの距離 | 東名高速道路・綾瀬スマートICから約80m | 山陽自動車道・神戸西ICから約400m |
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