健康リスク調査/「運輸業・郵便業」が最上位、業務の高負荷と支援不足が要因

2026年06月30日 17:09 / 動画

健康管理サービスのドクタートラスト(東京都渋谷区)は、同社の研究機関ストレスチェック研究所のデータから、「運輸業・郵便業」の健康リスクがもっとも高いことがわかった。

このデータは、2025年に同社のストレスチェックサービスを受験した2004団体・約60万人の集団分析データをもとに、業種別の高ストレス者率や健康リスクなどを調査したもの。

健康リスクとは、「仕事の負担・コントロール」リスクと「上司・同僚からのサポート」リスクという2つの指標をかけ合わせた数値で、病気やメンタルヘルス不調など健康への悪影響を及ぼすリスクのこと。

その結果、「運輸業・郵便業」、「宿泊業・飲食サービス業」、「医療・福祉」の3業種が上位に並んだ。

これらの業種は、交代制勤務やシフト勤務によって生活リズムが乱れやすいことに加え、顧客から即時対応が求められる機会が多いため、心身への負担が大きくなりやすいと考えられると同社では指摘している。

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業種別・総合健康リスクランキング

なお、この3業種が上位に挙がるのは3年連続で、業界特有のストレス課題が根強く続いていることがわかる。「運輸業・郵便業」は5年前(2020年)と比べて、高ストレス者率は2.2ポイント悪化しており、状況はさらに深刻化している。

健康リスクの2つの指標のうち「運輸業・郵便業」は、「仕事の負担・コントロール」リスクでは4位、「上司・同僚からのサポート」リスクではトップだった。

「運輸業・郵便業」は、業務量の高負荷と周囲からの支援不足が重なりやすい構造にあり、心身への負担が蓄積しやすい状況にあるといえる。特に上司・同僚からのサポートが不十分な職場は、従業員のメンタルヘルス悪化や生産性の低下、離職率の上昇にもつながる可能性があるため注意が必要となる。

同社では、ストレスは「高い・低い」を比較するだけでなく、「業務負荷」と「サポート体制」の両面から職場環境を捉えることが重要と指摘。「両面をバランスよく整備していくことが、従業員の健康維持や生産性向上につながると考えられる」としている。

■ドクタートラスト(https://doctor-trust.co.jp/

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