フォロフライ/走行距離225kmと最大積載量350kgを両立した軽EVトラック「FKT」を受注開始
2026年09月07日 13:53 / 車両・用品
商用EVメーカーのフォロフライ(京都市)は9月7日、軽トラックタイプの軽商用EV「FKT(エフケーティー)」の受注を開始した。
FKTは、同社が出資するEVベンチャー・ASF社と共同開発したモデル。軽自動車規格に収まるサイズで最大積載量は350kg。総電力量30kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、一充電走行距離は225km。6kWの普通充電なら約5時間で満充電でき、CHAdeMO規格の急速充電にも対応している。
商用EVは、エンジン車にはない静粛性と低振動、走行時の排出ガスゼロという特徴から、住宅街での早朝配送における騒音、屋内や構内での作業時の排出ガス、そして燃料価格の変動といった課題に対応することができる。しかし、軽トラックタイプのEVは選択肢が非常に少ないため、ラストワンマイル配送や自治体の公用車、農業・施設管理などの事業者にとって待望のモデルといえるだろう。
荷台は長さ1,669mm×幅1,380mm、荷台床面の地上高は660mm。積み下ろしの高さもこれまでの軽トラックと同等のため、作業の手順を変える必要がない。
安全装備は、前方・後方に対応した衝突被害軽減ブレーキをはじめ、車線逸脱警報機能、ESC(電子式横滑り防止装置)、障害物警報機能(前方・後方)、バックカメラ、坂道発進サポート機能、運転席・助手席SRSエアバッグなど、日々の業務に必要な運転支援・安全装備を標準で装備。またAC100V電源をキャビン内に標準装備しているので、電動工具や投光器などを現場でそのまま使用できる。
事業用での購入には、環境優良車普及機構(LEVO)が執行する「令和7年度補正予算 商用車等の電動化促進事業(トラック)」(最大87万3,000円)の制度が活用可能。夜間充電プランなどと組み合わせることで、ガソリン車と同等水準のトータルコストを実現する。
営業所での夜間充電を中心とした運用では、1kmあたりの燃料費(電気代)を約2.7~3円に抑えられるので、軽トラック(ガソリン)のおよそ10円/kmに対し、費用は約4分の1。年間1万2,500km(1日50km×年250日)を走る車両であれば、燃料費だけで年間9万円以上の削減を見込むことができるとしている。
【主要諸元】
| 寸法(全長×全幅×全高) | 3,395mm × 1,475mm × 1,980mm |
| ホイールベース | 2,430mm |
| 荷台寸法(長×幅×高) | 1,669mm × 1,380mm × 370mm |
| 荷台床面地上高 | 660mm |
| 車両重量/最大積載量 | 1,080kg / 350kg |
| 乗車定員 | 2名 |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン電池/30kWh |
| 一充電走行距離 | 225km(WLTC相当条件によるテスト値) |
| 走行性能 | 最高出力 30kW / 最大トルク 120N・m |
| 駆動方式/タイヤサイズ | 2WD / 145R12 LT 8PR 86/84S |
| 充電規格 | 普通充電(AC・J1772)/急速充電(DC・CHAdeMO) |
| 充電時間 | 普通充電(6kW)約5時間 / 急速充電 約1時間 |
| 電源 | AC100V電源 1ヶ所 / USB電源 2ヶ所 |
| 価格 | オープン価格 |
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