福山通運 決算/4~12月、ドライバー不足対応などで営業費用6.3%増
2025年02月17日 17:37 / 業績
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福山通運が2月13日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、人件費、物件費、諸費、減価償却費で構成する、営業費用は2203億6000万円(前年同期比6.3%増)となった。
燃料費、傭車費、貸切傭車費、その他で構成する物件費は781億9900万円(6.5%増)だった。燃料費114億1300万円(5.8%増)、傭車費235億3400万円(6.7%増)、貸切傭車費142億9300万円(11.7%増)、その他289億5600万円(4.2%増)。ドライバー不足対応による集配傭車費、貸切案件増加に伴う貸切傭車費がともに増加した。
減価償却費は132億6800万円(18.6%増)で、前年度からの車両更新台数の増加に伴い車両の減価償却費が増加した。
人件費は936億6700万円(2.4%増)、外注人件費は94億5600万円(24.7%増)、人件費合計は1031億2400万円(4.1%増)となった。ベースアップと物量増に伴う給料手当の増加に加え、2024年問題の対応や労働環境改善における外注人員の増員や委託単価の上昇により、外注人件費が増加した。諸費は257億6800万円(8.9%増)だった。
セグメント別売上高は、運送事業1777億8400万円(3.9%増)、貸切事業197億8100万円(9.2%増)、流通加工事業168億100万円(7.0%増)、国際事業89億400万円(10.3%増)、その他事業55億5700万円(7.2%増)。売上高合計は2288億2900万円(4.8%増)となった。
セグメント別営業利益は、運送事業65億1300万円(28.2%減)、貸切事業17億600万円(9.4%増)、流通加工事業25億1800万円(11.1%増)、国際事業2億6300万円(8.8%減)、その他事業8億6700万円(1.1%減)。調整後の営業利益合計は84億6900万円(22.6%減)だった。
運送事業は、特積みは回復したものの(重量3.0%増、単価1.2%増)、2024年問題やドライバー不足対応のための人件費・外注費の増加や減価償却費の増加により増収・減益となった。
貸切事業は、専用コンテナ・ダブル連結トラックを活用した貸切輸送サービスの営業強化により取扱件数が増加し、増収・増益を確保した。
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