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2025年04月23日 17:16 / 車両・用品
中国CATLは4月21日、自動車用量産バッテリーとしては世界初となるナトリウムイオンを採用した「Naxtra」大型トラック用統合型24Vスタートストップバッテリーを公開した。
ナトリウムイオンバッテリーは、リチウムイオンバッテリーに代わる二次電池として注目を集めているバッテリー。希少資源であるリチウムやコバルトなどのレアメタルを使用せず、また充電速度や使用温度範囲などでも優れているのが特徴。
公開されたNaxtra大型トラック用統合型24Vスタートストップバッテリーでは、-40℃から+70℃までの全温度範囲で動作が可能。また耐用年数は8年以上で、従来の鉛バッテリーに比べ、総ライフサイクルコストを61%削減できるとしている。また、材料レベルにおける燃焼を助長する要因を排除することで、高い安全性も実現している。
なお大型トラック用バッテリーについては不明だが、同時に公開された「Naxtra」の普通乗用EVバッテリーでは175Wh/kgのエネルギー密度を達成しているという。これはナトリウムイオンバッテリーの中では世界最高であり、LFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーに匹敵し、500kmの航続距離と1万サイクル以上の走行が可能と説明している。