AZ-COM丸和ホールディングスは9月25日、山本水産輸送(岡山県)の株式取得による子会社化を断念した。
株式譲渡契約締結後、契約履行に向けた協議を進めてきたが、株式譲渡契約の実行に必要な経営管理体制を含む条件の一部について、株式取得予定日(10月1日)までに合意に至ることが困難であるとの結論に至った。
そのため、AZ-COM丸和ホールディングスと農林中金キャピタル1号投資事業有限責任組合は、株式譲渡契約を解除することで合意した。合意に基づき、AZ-COM丸和ホールディングスは同日、株式譲渡契約を解除することを取締役会で決議した。
契約解除がAZ-COM丸和ホールディングスの連結業績に与える影響は軽微と想定している。
なお、2024年9月期の山本水産輸送の売上高は48億1700万円、営業利益1億1300万円、経常利益1億1600万円、当期純利益3600万円。また、株式取得に伴い、グループ入りする予定だった山本水産輸送の子会社ヤマスイ物流の2024年7月期の売上高は27億6700万円、営業利益5400万円、経常利益6600万円、当期純利益3000万円だった。
AZ-COM丸和/山本水産輸送を子会社化、低温食品物流に注力