ジャパンモビリティショー2025/開幕に先立ち説明会を開催、盛り上げ図る
2025年10月15日 16:51 / イベント・セミナー
日本自動車工業会(自工会)は10月15日、「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー2025)」(10月30日~11月9日、会場:東京ビッグサイト)の開幕に先立ち、都内で開幕直前説明会を開催した。
2023年に東京モーターショーからジャパンモビリティショーに変更されてから2回目となる今回について、モビリティショー委員長を務めるホンダの貝原典也氏は「これまでのレガシーも大切にしながら、現在、未来へと目を向けていく。ファンはもちろん、新たなお客様も巻き込みながら、すべての人がワクワクし、希望が広がっていくイベントに成長していきたい。そういう思いを込めて、今回の開催コンセプトをワクワクする未来を探しに行こう、にした」と説明。
<ジャパンモビリティショー2025について説明する貝原典也委員長と田中正実次世代モビリティ領域長>

また、前回はショーの名称が変わったということもあり、将来に向けたコンセプト的な展示が目立ったが、今回は数年後といった近い将来を現実的に見せるものが多いようだ、と出展の傾向について報告した。
参加企業は、10月15日時点で過去最多の517社。現在、会場の東京ビッグサイトが一部展示場で修繕工事を行っているため、会場スペース自体は前回よりも縮小となる中で「嬉しい状況になっている」とした。
<自工会会員企業13社の広報担当者が各社の出展内容を紹介>

続いて、自工会会員企業13社の広報担当者が各社の出展内容を説明した。
日野自動車の澤田智則渉外広報部広報グループ長は「人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献いきたい、という想いを落とし込み、コンセプトとしている」と同社ブースについて説明。6台のトラック・バスを展示するが、全車両とも中に乗り込むことができ、「普段触れることにできない車両に触れるいい機会になるので、ぜひ来場して欲しい」と語った。
<日野自動車が初展示する「日野プロフィア Z FCV(L4コンセプト)」>

「FUTURE TOGETHER:新しい時代を駆け抜けろ、ふそうと共に」を今回のテーマに掲げる三菱ふそうは、グローバル広報・マーケティング部若尾彩子マネージャーが「新たな時代が商用車業界に到達する中、来場者の皆様に私たちの未来像を紹介したい」と説明。会場では次世代型物流ソリューションのコンセプト「COBODI(コボディ)」を搭載したeキャンターと、10月29日にアンベールされる2台のワールドプレミア3台を展示し、「皆様と一緒に理想のっ未来を実現したい」と期待を語った。
<三菱ふそうの次世代型物流ソリューションのコンセプト「COBODI(コボディ)」>

UDトラックスとグループ共同で出展するいすゞ自動車は『「運ぶ」は、未来のウェルビーイングな暮らしを叶える』をコンセプトに出展。相川貴之広報部長は「いすゞ自動車、UDトラックス両ブランドが持つそれぞれのコミュニティを通じて、
自由で多彩な未来を提案していくと説明。コンセプトカー「VCCC(Vertical Core Cycle Concept)」、新型「ギガ」、新型「クエスター」をワールドプレミアする他、様々なカーボンニュートラル燃料に対応したマルチフューエルエンジンも披露。「様々な展示を通して体験していただくことで、いすゞグループの考える未来社会を体感して欲しい」と期待をのぞかせた。
<いすゞのコンセプトカー「VCCC(Vertical Core Cycle Concept)」>

いすゞ、UDトラックス/ジャパンモビリティショー2025にギガ、クエスターの新型モデルなど展示