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2025年10月27日 14:32 / 経営
いすゞ自動車は、ロジスティクスナイト・ジャパン(LKJ)、富士通と共同で、製造拠点から調剤薬局や病院などの最終納品先にわたる物流網において医薬品を一元管理する、医薬品物流プラットフォームの構築に向けた実証実験を11月上旬より開始する。
この実証実験では、医薬品物流における輸送品質と適正温度の管理、および物流効率化を目指した共同輸送やパレット単位での輸送シミュレーションを実施。いすゞは、高度な運行管理や稼働サポートサービスを提供する情報基盤「GATEX」を活用した、輸送中の車両情報や運行情報を取得するためのシステムを提供する。
「GATEX」は、いすゞ、トランストロン(TTI)、富士通の3社が高度な商用車の運行管理や車両の稼働サポートサービス提供を目的として、2021年2月より構築を進めてきた商用車情報基盤。これにより、いすゞの「PREISM」、「MIMAMORI」と、TTIのクラウド型運行支援サービス「ITP-WebService」が、富士通の「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud」上で相互連携し、統一運用を可能にしている。
今回実証実験を行ういすゞ・LKJ・富士通の3社は、データ連携の高度化を通じ、物流網全体での品質の担保や、在庫廃棄の削減・在庫偏在の解消など、物流の効率化と医薬品の安定供給に貢献するため、経済産業省および国土交通省が推進するフィジカルインターネット実現会議の医薬品ワーキンググループと連携し、医薬品物流プラットフォームの実現に向けて検討を加速していくとしている。