タカスエ/トラックドライバーが企画・運営「第26回 運送安全大会」開催
2025年12月18日 16:07 / イベント・セミナー
総合物流企業の高末(タカスエ)は11月22日、トラックドライバーが企画・運営を担う「第26回 運送安全大会」を東海市立商工センターで開催した。
大会は、安全運転に関する意識の向上と知識の拡充を目的とし、トラックドライバー(顧客対応やサービス提供までを含めた役割を担う存在として「サービスマン」と呼称)が主体となり、安全について学び合う、独自の「自走型の安全活動」。
今年は、異なる営業所に所属するドライバーを中心に54人が参加し、通常の業務では接点の少ないドライバー同士が課題や好事例を持ち寄った。こうした交流を通じて営業所の垣根を越えた安全に対する考え方や知識の共有を行い、会社全体の安全レベルの向上を図っている。
現在、「安全に妥協なし ー安全第1 生産性第2ー 自分の命、他人の命を守る」を掲げ、安全を最優先とする企業風土の醸成に取り組んでいる。「無事故」こそ最大の貢献であるという強い信念を持ち、全社で安全活動を推進している。
また、「安全は、現場の一人ひとりが考え、協力し、作り上げるもの。」という考えのもと、現場で意見を出し合いながら主体的に改善へ取り組む風土を育んでいる。
その中でも、運送分野では、基本行動の見直しや改善点、安全ルール策定などを、現場実態を熟知したドライバー同士が議論し、自ら決めていく体制を整えた。
こうした主体性を尊重する風土が、ドライバーが主体となって取り組む 「自走型の安全活動」 を支える基盤となっている。
半期に一度開催する大会は、「自走型の安全活動」の代表的な取り組みであり、議題の検討から当日の進行まで、すべてをドライバー自身が担うのが大きな特徴となっている。当日は、安全意識向上月間における各営業所の活動発表、優れた取り組みの表彰、長期間無事故を続けたドライバーの表彰、そしてグループディスカッションなど、多角的に安全を学び合う実践型研修を行った。
毎年2回、全営業所で安全活動を強化する「安全意識向上月間」を実施し、大会では2025年度後期(9月21日〜10月20日)の成果を報告した。後期の事故削減に向けた重点テーマとして、ドライバー同士の議論を通じて「動いていないものへの事故をなくす」、とりわけ「後突防止(後進時の衝突防止)」の2点が選定され、全営業所で重点的に取り組んだ。
各営業所では、これらの重点テーマに対し、実際にトラックを用いた訓練や検証を行い、その内容を持ち寄って紹介した。その中でも、特に優れた取り組みを行った春日井事業所が最優秀賞を受賞した。春日井事業所では、過去の後突事故の状況を実際のトラックで再現し、ドローン映像を組み合わせることで、事故につながる危険要因を可視化。俯瞰映像を活用することで、運転席からは気づきにくい車両の動きや死角が明確になり、ドライバー同士で事故要因を検討する機会を作った。
こうした「危険を見える化する工夫」と「現場目線での検証」により、理解度の向上や若手ドライバーの学習意欲にもつながった点が評価された。
また、長期間にわたり無事故を継続しているドライバーへの長期無事故表彰を行った。25年や35年などの長期無事故ドライバーが表彰対象となり、日々の安全を最優先に行動し続けてきた姿勢を称えた。
後半には、8つのグループに分かれ、「後突事故・居眠り事故、どうしたら防げるか」をテーマにグループディスカッションを実施。参加者それぞれが適性診断の結果から自らの弱点を踏まえ、事故防止につながる具体的な安全行動へ落とし込む議論を進めた。
事故事例の振り返りだけでなく、「気の緩みをどう防ぐか」、「初心にかえるための行動・習慣づくり」など心理面や行動改善に踏み込んだ意見交換も活発に行われ、安全知識と実践の双方を深める時間となった。
さらに、大会は、普段接点の少ない営業所間の知識交換・連携強化に加え、翌日の運行から活かせる気づきを得る場として位置づけている。そのため、ドライバー一人ひとりが日頃取り組んでいる安全運転の工夫や気を付けている点、悩みなどを共有し合うことで、「何をどう意識し、どう行動すると事故を防げるのか」という安全の原点を改めて見つめ直す場にもなった。
知識や技術だけでなく、それらを支える安全意識を高め合い、互いの学びを持ち帰ることで、日々の運行に向けて姿勢を正す機会となった。
今後も、経営ビジョンである「進化を続ける人間集団ー考える 挑戦するー」のもと、ドライバー主体による自ら考え行動する「自走型の安全活動」を継続し、安全文化のさらなる深化と、社会的責任である「安全輸送の実現」に、全社一丸となって取り組む。
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