両備トランスポート/ドライバー不足を解消すべく、トラックに新デザインを採用

2023年06月13日 18:18 / 車両・用品

両備ホールディングスの物流部門を担う両備トランスポートカンパニーは6月13日、両備のトラックデザインを一新したと発表した。

同社は、ドライバー不足が加速し、物流が停滞しかねない「2024年問題」を目前に、両備の“R”とも兼ねた2つの“R”、「Resilience(レジリエンス)&Rewarding(リワーディング)」をキーワードに、トラック事業者のイメージを根本的に変え、新たな事業体へ改革する取組みを進めているが、この新デザインの採用はその第1弾となるもの。

新デザインは2種類。これからの変革への決意表明を込めた新生・両備トランスポートの象徴ともなる新デザイントラック「ゴールドR(アール)」[愛称]と、ブランド戦略の一環として「WONDERFUL SETOUCHI TRUCK(通称:ワンセトトラック)」を製作。デザインは両備ホールディングスの両備グループ経営戦略本部クリエイティブサポート部が担当。

<手前の1台が「ゴールドR」、残りの3台が「WONDERFUL SETOUCHI TRUCK」>

20230613RYOBI 0 1024x576 - 両備トランスポート/ドライバー不足を解消すべく、トラックに新デザインを採用

まず「Resilience(レジリエンス)」と「Rewarding(リワーディング)」の「R」を大きくシンボライズした「ゴールドR」は、今までの全てを捨てて、全てを塗り変える、真っ白からのスタートであると位置付け、新しい文化を育てる強い意志の表現として「真っ白の車体」をベースに、岡山・瀬戸内のきらきらと光る凪の海を三角形のグラデーションパターンを美しく積み重ねて象徴的に表現。他の車両から一瞬で識別でき、全国各地で容易に記憶してもらうことができる、大きな「ゴールドR」と繊細な「煌めく波光」のコンビネーションが特長的な、シンプルかつインパクトのあるデザインとなっている。6月12日現在、13台を導入済。今後、保有トラック447台(全450台のうちワンセトトラック3台を除く)を順次変更。年間約50台、約9年をかけて新デザインに切り替えていく予定。新車購入費を含み、1台あたり約2000万円で、年間投資額は約10億円になるという。

<ゴールドR(愛称)>

20230613RYOBI 2 1024x576 - 両備トランスポート/ドライバー不足を解消すべく、トラックに新デザインを採用

一方「WONDERFUL SETOUCHI TRUCK」は、AとBの2バージョン。両備グループを育ててくれた岡山・瀬戸内に感謝して、荷物だけでなく、瀬戸内の魅力も全国に運んでいきたいとの想いを込め、またこれを運転する乗務担当社員にも「地方創生」の新たな誇りを持ってほしいと製作したもの。楽しく、またスマートに、岡山・瀬戸内の良さを感じ取ってもらえるデザインとしており、Aバージョンは光煌めく海、緑豊かな山、満天の星、名所や名産品など岡山・瀬戸内の魅力を可愛いイラストで具象化して全面に詰め込むことで、瀬戸内の楽しさが目を惹くデザインに、Bバージョン(2種)は、特にその自然の素晴らしさを幾何学的に抽象化し、シンプルに、そして爽やかに描くことで瀬戸内の明るい世界観を伝えるデザインとしている。導入台数は3台だが、今後、台数の増加について検討する予定としている。投資額はこちらも1台あたり約2000万円(新車購入費を含む)。

<WONDERFUL SETOUCHI TRUCK Aバージョン>

20230613RYOBI 3 1024x577 - 両備トランスポート/ドライバー不足を解消すべく、トラックに新デザインを採用

<WONDERFUL SETOUCHI TRUCK Bバージョン>

20230613RYOBI 4 932x1024 - 両備トランスポート/ドライバー不足を解消すべく、トラックに新デザインを採用

 

車両・用品に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧