軽油小売価格／全国平均163.1円、前週より1.7円の値上げ

経済産業省資源エネルギー庁が8月23日に発表した、8月21日時点の軽油の全国平均小売価格は、1リッター当たり163.1円で、前週に比べ1.7円の値上がりとなった。値上がりは14週連続。リッター当たりの価格では、1990年8月の調査開始以来、上から5番目の水準となった（最高値は2008年8月4日の167.4円）。高騰が続いていることから政府は9月末で終了予定だった軽油やガソリンの補助金について延期を検討しているが、それでも当面は高値が続くものと予想される。

地域別では滋賀が前週から横ばいとなった以外は、全都道府県で値上がり。値上げ幅が最も大きかったのは愛知で3.1円、次いで岐阜、岡山が2.8円となった。1リッター当たりの価格が最も高いのは長野で173.3円、最も安いのは徳島の155.7円となっている。