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2024年02月14日 11:42 / 施設・機器・IT
長野県王滝村、エアロネクスト、NEXT DELIVERY、セイノーホールディングス、KDDIスマートドローンは2月7日、王滝村において地域課題の解決に貢献する新スマート物流の構築に向けた「災害時の物資輸送」を想定した実証実験を実施した。
<災害を想定した医療物資を搭載した箱を切り離して飛び去る物流専用ドローンAirTruck(おんたけ休暇村)>
王滝村は御嶽山麓に位置する村で、急峻な場所が多く袋小路であるため、主要幹線道路が被災した場合は孤立する可能性が高い地区が点在している。能登半島地震の被災地に近い環境といえる。
今回の実証実験では、おんたけ休暇村と王滝村中心地を繋ぐ道路が災害により寸断されたと想定し、レベル3.5飛行によるドローン配送を実施。同村内の崩越テニスコートからおんたけ休暇村まで医療物資を搭載し、片道約10km・約21分を飛行して配送した。
<飛行ルート>
機体は最大飛行距離20km、ペイロード(最大可搬重量)5kgのエアロネクスト製量産型物流専用ドローン「AirTruck」を使用。機体制御にはKDDIスマートドローンが開発した、モバイル通信を用いて機体の遠隔制御・自律飛行を可能とするスマートドローンツールズの運行管理システムが活用された。
医療物資をドローンで受け取った、おんたけ休暇村の宮村総務課長は「能登半島地震の被災地においても多くの孤立地区が発生していたが、それは決して他人事ではない。今日のドローン配送を見て、安心を感じた。ぜひ実用化して、いざという時に頼りになることを期待している」とコメントしている。
<左からKDDIスマートドローン ソリューションビジネス推進2部星野 寛明プロジェクトマネージャー 、セイノーHD 事業推進部ラストワンマイル推進チーム新スマート物流推進プロジェクト和田 悟課長 、越原 道廣王滝村長 、木曽地域振興局渡邉 卓志局長 、NEXT DELIVERY青木 孝人取締役 >