車両・用品 に関する最新ニュース
一覧- ホンダ/ジャイロ キャノピーe:などリコール、走行不能のおそれ (12月05日)
- ダイハツ/ハイゼット、ピクシスバンなど約19万台をリコール (12月05日)
- 北村製作所/「eキャンター」「エルフ」など648台リコール、荷物落下のおそれ (12月03日)
- 新明和/「キャンター」にボルトで取付できるテールゲートリフタOPを発売 (12月02日)
- 日本ミシュランタイヤ/2月1日からタイヤ価格を平均5~8%値上げ (11月29日)
2024年03月28日 14:42 / 車両・用品
三菱ふそうトラック・バスは3月28日、欧州最大の物流事業者であるDBシェンカー(本社ドイツ・エッセン)が、EV小型トラック「eCanter」新型モデル2台を導入し、2024年初頭よりフィンランドで稼働を開始したと発表した。
導入された新型eCanterは車両総重量(GVW)7.5トンで、1台は積雪が多く気温がマイナス30℃にも下がる北東部の都市クーサモで、ラストワンマイルの配送向けに運用中。もう1台はクーサモから南西約200kmの都市オウルで稼働している。クーサモに配備された車両は、数週間で1200km以上を走行しており、極めて低い気温の寒冷地でも問題なくスムーズに運行できることを証明している。
<クーサモ周辺を走行するeCanter>
フィンランドでの「 eCanter」の運用では、車両の稼働開始前にバッテリーを適切な温度にするバッテリープレコンディショニングが重要な機能となる。新型「eCanter 」は、バッテリープレコンディショニング機能を新たに搭載しており、車両の走行開始前にバッテリーを予熱することができ、低い気温の寒冷地でも車両の走行性能を向上させることが出来るとしている。
<DBシェンカーの施設内で充電するeCanter>
DBシェンカーは、これまで欧州全土で50台の「eCanter」従来モデルを導入している。新型モデルは、寒冷地での電気トラックの使用における先入観の払拭も視野に入れて導入を決定。DBシェンカーのフィンランドにおける 輸送責任者である ヘラルド・キナピネン氏は「フィンランドにおける持続可能な物流の先駆的役割を果たしたい。 CO2排出量を削減するためにも、EVトラックを活用した輸送への投資は不可欠」とコメント。また「極端な気象条件のフィンランド北部で2台の車両を配備することは、私たちにとってまたとない機会であり、究極の実証試験」としている。