労務 に関する最新ニュース
一覧- ドラピタ/運送・物流業、ドライバーの求人マーケットデータを公開 (11月18日)
- 労働力調査/9月の運輸業就業者数は1.7%増加 (10月30日)
- 厚労省/賃金引上げ等の調査結果を公表、運輸業の引き上げ率は最下位 (10月28日)
- 陸災防/年末・年始労働災害防止強調運動を12月1日からスタート (10月21日)
- 2024年問題影響調査/多くのドライバーが荷待ち時間の削減を要望 (09月26日)
2024年04月12日 12:53 / 労務
マイナビが4月12日に発表したアルバイト平均時給レポート(2024年3月度)によると、2024年問題に直面する「配送・引越・ドライバー」の平均時給が、調査開始以来最高となる1229円だったことがわかった。
この調査は、アルバイト・パート求人情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人広告データを集計したもの。
24年3月の全国平均時給は1230円(前月比:3円減、前年同月比:41円増)で、前年同月比は22年9月以降19カ月連続で増加している。
その中で、職種(大分類)別では、「配送・引越・ドライバー」が1229円(前月比:74円増、前年同月比:94円増)となり、20年1月の調査開始以来最高額となった。また求人件数は、前月比1.19倍増、前年同月比1.12倍増となり、「2024年問題」を見据えた積極的な採用活動が行われたことがうかがえる。
このうち、三大都市圏(首都圏・東海・関西)のみのデータでは、「配送・引越・ドライバー」の平均時給は1289円で、前月比92円増、前年同月に比べ120円増で、10.3%増となった。求人件数も多く、増加率では前月より1.24倍増、前年同月より1.18倍増。前月からの増加率では、「教育」に次ぐ2位となっている。
<2024年3月度 三大都市圏・求人件数の増加率が高い職種TOP5>
調査を担当したキャリアリサーチラボの関根貴広主任研究員は「配送・引越・ドライバー」の求人について「物流業界の労働時間削減を目指した働き方改革関連法、いわゆる2024年問題への対応を見据えて、積極的に採用活動を行っていたことが考えられる」とし、「法改正の影響により、今後、物流・配送業界のアルバイト時給や求人件数が変化していくことも考えられる」と分析している。