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2025年03月18日 14:23 / 労務
ツナググループ・ホールディングスを母体とする、多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所」が3月5日に公表した「2024年12月度スポットワークマーケット データレポート」で、運送・ドライバー系のスポットワーク求人倍率は24.8倍(前年差8.4ポイント増)と急増していることがわかった。運送・ドライバー系の求人倍率は全職種の中で最も高く、前年からの伸び率も最も伸長した。
<職種別スポットワーク求人倍率>
出典:2024年12月度スポットワークマーケット データレポート(以下同じ)
スポットワークとは、短時間・単発で働く「継続した雇用関係」のない働き方を指す。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類される。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場をスポットワークマーケットと定義している。
全体でみると、2024年12月度のスポットワーク求人倍率は3.47倍。前月より求人数が4.7%減と下回ったことにより、求人倍率は前月差0.20ポイント減と4カ月ぶりに前月差でマイナスとなった。一方で、前月同月差は0.86ポイント増と大幅に上昇した。
景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は9万4522件。前年比16.0%減と3カ月連続で前年を下回った。主要職種ではコンビニスタッフが前年比7.9%増と唯一上昇した。運送・ドライバー系の新規ワーク数は1万1327件で前年比17.5%減となったが、前月比は34.9%増だった。
2024年12月度のスポットワーク平均賃金は1255円(前月差プラス47円、前年差プラス53円)となった。通常のアルバイト平均賃金は1219円(リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)で、スポットワーク平均賃金との比較では、スポットワークが36円高い。
また、「倉庫内・軽作業」「コンビニスタッフ」「運送・ドライバー系」の主要3職種で最も賃金が高いのは、運送・ドライバーで1247円となった。