いすゞ 決算/海外販売落ち込み大きく、25年3月期は減収減益
2025年05月14日 15:27 / 業績
いすゞが5月14日に発表した2025年3月期決算によると、売上高3兆2080億8400万円(前年同期比5.3%減)、営業利益2291億900万円(21.8%減)、経常利益2482億3100万円(20.7%減)、親会社に帰属する当期利益1343億6300万円(23.8%減)となった。
25年3月期のトラック・バス販売台数は、30万9000台(増減なし)。国内向けは8万9000台で21%増となったが、海外向けは北米・欧州の受注残解消で22万台(7%減)となった。また国内向けも、期末に集中した登録業務の進捗が想定を下回ったことで、2月公表の見通し9万3000台には届かなかった。
ただし国内トラック市場におけるシェアは、普通トラック(大型トラック、中型トラック)、2-3トンクラスの小型トラックともに増加。いすゞのシェアは普通トラックが41.0%、小型トラックが45.1%となり、過去最高を記録した。
次期は、売上高3兆3000億円、営業利益2100億円、経常利益2200億円、親会社に帰属する当期利益1300億円を見込んでいる。
国内向けの販売台数は、需要の高いAT免許対応車の生産能力を増強、車型展開の充実などにより6%増の9万5000台を見込む。また海外では、アメリカの関税の影響があるものの、アジア・欧州・中近東などで台数が増加し、25%増の24万5000台を見込んでいる。
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