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2025年07月02日 10:33 / 経営
TOYO TIREは、国内タイヤ輸送におけるモーダルシフトの取り組みが評価され、第26回物流環境大賞(主催:日本物流団体連合会)「低炭素物流推進賞」を、またエコシップ・モーダルシフト事業実行委員会より「海運モーダルシフト大賞」を受賞した。
同社は、井本商運、オーシャンネットワークエクスプレスジャパン、新洋海運と協業し、モーダルシフトを推進。日本物流団体連合会では、「規模の大きなモーダルシフトであることに加え、積込作業の負担軽減、海上空コンテナの活用や内航航路の設定において海運会社と緊密に協力していることなど、荷主と物流事業者の双方がメリットを享受しつつ、低炭素物流推進の取り組みを進めている点」を評価のポイントとして挙げている。
同社は従来、三重県(桑名工場)から広島県へトラックによる陸上輸送を行なってきたが、この一部に内航船による海上輸送(四日市港から広島港)を採用。これにより、全行程におけるCO2排出量を56%削減した。
また、海上輸送では同区間で回送していた空コンテナをタイヤの積載に活用し、輸送効率化とコスト低減を実現。さらに、桑名工場での荷詰め時には、海外輸出に使用している専用コンベアを利用することでトラックドライバーの荷役作業の負担を半減した。なお、工場周辺と広島県の各倉庫で在庫の適正管理を徹底し、天候などによる海上輸送時の遅延リスクの影響も最小化した。
同社は、今後もモーダルシフトなど物流改善の取り組みを通じてサプライチェーン全体の環境負荷低減に努めるとともに、ドライバーの作業負担軽減といった物流インフラにおける課題解決にも貢献していくとしている。