経営 に関する最新ニュース
一覧- 三菱ふそう/世界初のEV対応業務専用作業服を開発 (09月16日)
- 特定技能ドライバー/佐賀県の受入事業でタイ人3名を内定 (09月16日)
- 国土交通省/北海道河東郡の大型トレーラーの死亡事故を重大事故等情報に掲載 (09月16日)
- 国土交通省/中野大臣、軽油カルテルの強制調査を注視 (09月16日)
- 四国運輸局/8月末現在「トラック・物流Gメン」要請11件、働きかけ82件 (09月12日)
2025年07月30日 13:33 / 経営
伊藤園と森永製菓は7月から、両社の物流パートナーである日本通運を通じて、群馬~北海道間における重軽混載による共同輸送を開始した。
この取組みでは、下段に伊藤園の飲料(重量物)、上段に森永製菓の菓子(軽量物)を混載。重量貨物のため2段積みができない伊藤園の飲料の上部空きスペースに、軽量貨物である森永製菓の菓子を積むことで、荷台を隙間なく活用して共同輸送する。
また、一般的に協業混載を行う際は、積み下ろし場所が増えることになるためトラックドライバーの長時間労働が課題となるが、今回の取り組みでは日本通運が車両の手配や群馬県内の出荷倉庫を調整し、積地を1カ所に集約することでこの課題を解消した。今後は、森永製菓の製品を伊藤園の倉庫に移動させ、重軽混載により群馬~北海道間で製品を共同輸送し、北海道内にあるそれぞれの倉庫へと届ける。これにより、伊藤園と森永製菓がそれぞれ個別に群馬~北海道間で製品を輸送していた従来の方法に比べて積載率が向上し、トラックの使用台数を約24%削減できる。また、CO2排出量も約6%削減できる見込み。
伊藤園と森永製菓、日本通運は、環境負荷の低減を通じて持続可能な社会を実現するために、物流の効率化と環境配慮の取組みを推進している。今後も、持続可能な物流連携を行うパートナーシップのほか、安全・安心な製品を持続的に届けるため、業界や業種を横断して効率的な物流体制を構築し、持続可能なサプライチェーンの構築を目指す。