徳島県トラック協会など/ベトナムでの特定技能ドライバー育成体制を視察
2025年08月22日 13:26 / 経営
徳島県トラック協会、徳島県庁職員、徳島県内企業関係者は、7月にベトナム・ホーチミン市のベトナムロジスティック協会や日本語教育センター、運転教習所などを視察、訪問した。
この視察ツアーは、指定自動車教習所「広沢自動車学校」のシンクタンクで、外国人ドライバーの育成に注力するシンクスリー(徳島市)が企画・主導したもの。
<ベトナム・ホーチミン市での視察ツアー参加者集合写真(シンクスリー、徳島県トラック協会、徳島県庁、徳島県内企業関係者)>
ベトナムロジスティック協会では、協会長・副会長をはじめとする幹部と、物流現場で深刻化する人材不足の現状と今後の需要予測、安全運転教育や異文化間における交通倫理観のギャップについて意見を交換。特に「安全運転」に対する意識の育み方や、教育現場での実務的な課題について、日越双方で現場感覚に基づいた話し合いが行われ、今後の可能性や課題認識を共有する貴重な機会となった。
また日本語教育センターおよび運転教習所では、シンクスリーの関連会社であるテトラ・シフトが開発した、オリジナルの特定技能ドライバー向けテキストを用いた授業が行われている様子を視察。運転技術に加えて、日本独自の交通マナーや倫理観(道徳)を重視した育成体制を確認した。
日本政府は、今後5年間で最大2万4500人の特定技能ドライバー受け入れを計画しており、すでに多くの企業が採用活動を進めているが、運転技術だけでなく、日本独自の交通マナーや倫理観(道徳)をいかに伝え、定着させるかが新たな課題となっている。シンクスリーは、外国人ドライバーが安全に、そして日本社会で信頼されて働くための育成に注力。日本語教育・運転技術・倫理観を組み合わせた独自の教育モデルを構築し、その品質向上に取り組んでいる。
最新ニュース
一覧- 北陸信越運輸局、公正取引委員会など/「荷主等への集中監視月間」ドライバー54名にヒアリング (10月17日)
- 北陸信越運輸局/2025年度「物流総合効率化計画」輸送網集約、共同輸送など8件認定 (10月17日)
- 三菱ふそう/川崎工場で「ふそうファミリーデー」を開催 (10月17日)
- パルシステム/「配送職限定制度」などドライバーの多様な働き方推進 (10月17日)
- アイナビトラック/最新GPT-5対応で、より最適な中古トラック提案を実現 (10月17日)
- WE TRUCK/「アドトラックによる来場訴求」で展示会来場者の約13%集客 (10月17日)
- 特定外国人ドライバー/ネパールでの日本式交通教育を開始、既に30名以上が内定 (10月17日)
- 日本自動車工業会/「お・と・さ・な・い」 防ごう大型車の車輪脱落事故、チラシ作成 (10月17日)
- 東京都トラック協会/トラックドライバーのトイレ問題改善に向けアンケート調査を実施 (10月17日)
- 北陸信越運輸局/自動車事故防止セミナー、10月29日WEB併用開催 (10月17日)
- ハローワーク大津/「ドライバー業界を知るセミナー」10月28日開催 (10月17日)
- JL連合会/25年度九州・沖縄地域本部第1回実務者大会を開催 (10月17日)
- 北陸地方整備局など/国道と高速道路で特殊車両・過積載車両の合同取締りを実施 (10月17日)
- 山陽道/宮島SA(上り線)の大型車駐車マス拡充工事が終了、89台駐車可能に (10月17日)
- 中部横断道/11月10日から富沢IC~六郷ICを夜間通行止め (10月17日)
- 国道57号・中九州横断道路/大野IC(熊本方面)、10月17日に夜間通行止め (10月17日)
- いすゞ/天然ガス大型トラック「ギガLNG車」「ギガCNG車」を改良、安全性能を向上 (10月16日)
- T2/ジャパンモビリティショーに初出展、自動運転トラックを展示 (10月16日)
- 極東開発工業/車両管理支援システム「K-DaSS」がグッドデザイン賞を受賞 (10月16日)
- ロボトラック/国土交通省「自動運転トラックによる幹線輸送の社会実装に向けた実証事業」に採択 (10月16日)