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2025年09月08日 13:55 / 経営
欧州自動車工業会(ACEA)のトラック・バスメーカーで構成する商用車委員会は、欧州委員会に対し、EVトラックやFCトラックなどゼロエミッション車(ZEV)への移行を促す条件が不十分な場合、業界が制御不能な状況に陥るリスクがあると警告した。
ACEA商用車委員会は、EUが定める2030年のCO2削減目標を達成するには、市場におけるZEVのシェアを、2025年前半の3.5%程度から5年以内に少なくとも35%にまで引き上げる必要があると主張。一方で、適切な送電網接続から重量寸法指令といった主要な法規制に至るまで、必須条件が整備されていないと訴えた。
スカニアグループのCEOで、ACEA商用車委員会の委員長を務めるクリスチャン・レビン氏は「私たちは既に車両を納入しており、あらゆる輸送ニーズに対応するゼロエミッションソリューションを提供しているが、現時点では不可欠な実現条件のほとんどが整っていない。他のすべての要素がうまく整わなければ、私たちは失敗する」とコメント。
「欧州委員会は、運輸・物流業界における相互依存関係をより適切に反映するため、大型車両CO2規制の見直しを加速させる必要がある。これは2027年まで待つことはできない」とし、ZEV移行促進への障害を取り除くには、政策立案者による迅速かつ協調的な行動にかかっていることを強調した。