特定技能ドライバー/佐賀県の受入事業でタイ人3名を内定
2025年09月16日 11:15 / 経営
佐賀県の外国人ドライバーを受け入れるモデル事業を受託しているファクトリーラボ(東京都千代田区)は、タイ現地の大手自動車学校と提携し、特定技能トラックドライバー内定者を決定した。
<ファクトリーラボのタイ現地拠点及び自動車学校にて採用試験を実施(2025年8月29日)>

この受入れ事業は、2026年4月の運転業務開始を目指してタイからドライバーを受け入れ、佐賀県トラック協会や自動車学校などと連携して、県内の運送事業者での雇用や中型免許への切り替えといった受け入れモデルの構築に官民一体で取り組むもの。
8月26日にタイ現地にて面接会を実施。対面面接および乗車試験を行い、60名を超える応募者の中から3名の内定者を決定した。3名は全員、日本で技能実習生やタイの日系企業で就労していた経験があり、日本語を使って流暢に会話が可能(日本語検定でN3レベル以上)で、タイ現地で運送業の経験があるという。
<タイ現地の自動車学校にて乗車テスト・適正検査実施の様子(2025年8月29日)>

早ければ今年12月に入国し受入企業に入社予定で、入国までの期間に、タイ現地の自動車学校(アドバンス自動車学校)と佐賀県の自動車学校(城北自動車学校)とファクトリーラボの3社間で提携し、日本での運転免許取得のための学科及び実技の教育を行う。
タイは日本と同じ「右ハンドル、左側通行」。ベトナムなどに比べるとこれまで日本国内で就労する人数の数は多くなく、エッセンシャルワーカーの労働市場として注目される機会は少なかったが、温厚で穏やかな性格と協調生を大事にする国民性で、タイ現地には多くの日系企業が進出していることから、日本文化や日本企業との相性が良いとされている。
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