国土交通省/「下水道管路の全国特別重点調査」空洞6カ所確認、4カ所で対策

2025年09月17日 11:48 / 交通

国土交通省は9月17日、下水道管路の全国特別重点調査について優先実施カ所の調査結果を公表した。

下水道管路の全国特別重点調査について、埼玉県八潮市の道路陥没現場と類似の条件のカ所や腐食しやすい所などの優先実施カ所に該当する管路延長は約813kmある。

これらのカ所で潜行目視やテレビカメラによる目視調査を約730km、打音調査等を約137kmで実施した結果、緊急度1と判定された要対策延長は約72kmだった。

また、空洞調査(路面や管路内からの空洞調査、簡易な貫入試験など)を約285kmで実施した結果、空洞は6カ所で確認された。うち4カ所で対策済み、残り2カ所は陥没の可能性は低いが早急に対策を実施する予定だ。

<優先実施カ所の調査結果(8月時点)>
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出典:国土交通省発表資料

国土交通省は、調査や判定が未了のカ所について、安全確保に最大限留意しながら、速やかな調査の実施と、要対策延長や空洞確認カ所について、道路管理者とも連携した対策の速やかな実施を要請しており、引き続き、これらの取組を技術的・財政的に支援する。また、調査結果については、有識者委員会での議論に反映する。

<下水道管路の全国特別重点調査(概要)>
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出典:国土交通省発表資料

■下水道管路の全国特別重点調査について優先実施箇所の調査結果
https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000676.html

国土交通省/2024年度「路面下空洞調査」4739カ所に空洞・陥没可能性119カ所を修繕

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