特定技能専門人材紹介のProud Partners(東京都新宿区)は、ウズベキスタン政府と9月5日に運送業界に特化した特定技能人材育成に関する国際労働協定を締結した。
<ウズベキスタン共和国での正式調印の様子(画像提供:ウズベキスタン国営放送)>

この協定の正式締結により、Proud Partnersは2026年1月からウズベキスタン現地での研修プログラムを開始する。
研修プログラムは独自の運送業向けで、ウズベキスタンで8カ月間の日本語教育と運転技能の習得を行い、安全運転技術を身につけた即戦力ドライバー(特定技能人材)を育成。長距離運転時の疲労管理、悪天候時の安全運転、都市部での駐車技術など、運送業特有の課題を網羅したカリキュラムに加え、日本の道路標識や交通ルールの徹底理解、大型車両の実務的な運転技術の習得、緊急対応トレーニングなどを行い、現場対応力のある即戦力ドライバーを育成する。
また、ウズベキスタン政府はこれに先立ち、10月上旬に研修候補生の募集(定員150名)を実施。3日間で定員に達する応募があり、11月にも第2回目の募集を実施する予定としている。
Proud Partnersは、将来的にはウズベキスタン市場への進出を検討する日本企業の包括的支援も予定。日本でウズベキスタン出身者が就労し、雇用した日本企業がウズベキスタンに進出、そして日本で働いたウズベキスタンの方がウズベキスタンに戻り働くという、循環型の人材サービスの取り組みを実現したいとしている。
外国人ドライバー/定着に向け独自の異文化研修・日本語学習の提供を開始