中国SANY／第4世代自動運転大型トラック量産体制を整備、26年から商用運行を開始

中国の商用車メーカーSANYと自動運転技術開発のPony.aiは、第四世代となる新型の自動運転大型トラックの量産体制を整備、2026年から商用運行を開始する計画を公表した。

＜SANYの第4世代自動運転大型トラック＞

この新型自動運転大型トラックは、400kWhを超えるバッテリーを搭載し、車両1台あたり年間約60トンのCO2排出量を削減。安全性と信頼性の面では、ステアリング、ブレーキ、通信、電源、コンピューティング、センシングの6つのコアシステムにわたるSANYの完全冗長ドライブ・バイ・ワイヤシャシー設計を採用しており、厳格なEMC試験および極端温度下での試験に合格、業界全体の自動運転貨物輸送の安全基準を引き上げる包括的な保護システムを確立したとしている。

運用効率面では、先頭の有人トラック1台が後続の無人トラック4台を牽引する「1+4」自動隊列走行ソリューションを採用することで、1kmあたりの輸送コストを29％削減。これにより営業利益を195％向上させることができるとしている。

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