経済産業省/赤澤大臣「シンナー供給の目詰まり解消」で詳細解説、5月も安定供給と表明
2026年04月16日 12:07 / 車両・用品
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赤澤亮正経済産業大臣は4月14日の閣議後記者会見で「シンナーのサプライチェーンの状況について」に言及し、流通の目詰まりの原因を詳細に解説し、5月以降の安定供給に向けた施策を示した。赤澤大臣のコメントの要旨は、次の通り。
初めに私から1点、シンナーのサプライチェーンについて、現状ちょっとお話したいと思います。原油や石油製品については、代替調達や備蓄石油の放出により、「我が国全体として必要となる量」は確保できている。これは、繰り返し皆様に話をしているので、もう共通認識になっているかと思います。他方、足元では、全体は足りていますが、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが生じていることも認識しております。
シンナーの安定供給確保について、総理から私と金子大臣に。日本全体の必要量の確保と総理はおっしゃったんですけれども、一方で、住宅建設や自動車整備などに使われる塗料、シンナー、供給不安の声がありますと。赤澤と金子が力を合わせて目詰まりの場所を特定して、一刻も早く総力を挙げて解消しろという指示を、総理から4月10日に頂いたところです。
それで起きていたのがこういうことでありまして、シンナーのサプライチェーンで、石油化学メーカー、商社、シンナーメーカー、卸・小売、塗装事業者、製品メーカー・工務店・自動車整備・消費者などで、ここでいろんな方が不安の声を上げているということなんですが。一番典型的に起きた、これは国内で非常に有力なメーカーの話ですけれども、そこも要するにシンナーが手に入らなくなりかけて一体何なんだということが起きたのはこういうことです。
石油化学メーカー、あるいは商社ですね、石油精製事業者の一番上位の辺り。川上でナフサ由来の原料、特にキシレンについて、「4月までは前年実績並みに供給。5月の供給は未定。」とシンナーメーカーに伝達したわけです。そしたら起きたことは、このシンナーメーカーと卸・小売は、もう4月の出荷を直ちに半減したということです。もう一回繰り返しますけれども、「4月は今までどおりだよ。5月からは未定だよ。」と言っただけで、4月の出荷が半分になっちゃったということが起きて、これが、我々が言う卸の目詰まりの典型的な例で。供給が全然足りているにもかかわらずですね。我々は、国内で必要な石油の量、石油製品の量が分かっているときに、全体の必要量から代替調達できた量を引いた分の備蓄を放出するので、全体量も確実に足りていることに疑いはないんだけれども、こういうことが起きるわけです。
起きたことは、この塗装事業者が必要な量の調達が困難、そこら中でもう悲鳴が上がり、仕事が続けられないみたいな話です。ここにちょっと書きましたけれども、サプライチェーン間で原料の供給見通しを共有することで解消すると。端的に言えば、ここの方たちにちゃんと今までと同じ量、国の備蓄も含めてちゃんと行くので。石油化学メーカー、商社に。端的に言えば、「4月今までどおり。5月未定。」と聞いた途端に4月を半減させるようなことをするなということです。それが共有できたので解消済みであります。
この事例のように、シンナーの供給量を回復するために以下の要請を実施していまして、この有力メーカーの分野以外にも同じようなことで4月13日に要請を出しました。昨日のことです。これは局長名で出していますけれども。川上側の石油化学企業において、シンナー原料となるトルエンやキシレンについて、国内向け供給は前年実績並みに継続されていますよと。国が言うんだから、ちゃんと信じてくださいねと。その上で、原料調達に課題が生じている場合には、それ自体を理由に即座に生産を抑制するなと。要は「4月今までどおり。5月未定。」と言われた途端に4月半減みたいなことをしないでくださいということです。
そういうことをするのではなくて、速やかに経産省又は関係事業者に相談してくださいねということです。その上で、個別具体の調査の上で、当該シンナー製造業者に対して原料が行き届くよう、サプライチェーンの調整を行います。このシンナーメーカー、卸・小売。要は、あなたたちにちゃんと原料が5月に下りるように働きかけをするので、「4月は今までどおり。5月はとにかく未定。」と言われた途端に、4月の出荷を半減するようなことをしないでねということを、この有力メーカーの分野だけでなくて、日本全国に触れを出したということで、これで解消すると見込んでおります。
それ以外にもちょっといい例がいっぱいあって。今のパターンで大部分目詰まりがあれすると思うんですが、卸の方たちというのは善意なんだと思いますけれども、ああいうことを言われると、5月にもし入ってこなくなると困るから、本当に重要な施設とかに優先的に供給する分ぐらいは手元に取っておきたいので、4月、5月で50%ずつにしようと判断するわけです。それはもう大変なインパクトになるのでそれはやめてくれということはやります。
それ以外に、商社が自らシンナー原料を輸入して供給量を確保した例が出てきています。商社系のケミカル会社であります。それから、塗装業者が新規ルートの卸・小売から調達したというので、これは実は、たまたま私の地元の事業者さんですけれども、こんなことになっています。それから、最終ユーザーの製品メーカー、中小の塗装事業者、卸・小売分も含めてシンナーを共同調達ということで、実はさっきの例で言えば、小さな工務店とか小さな方たちの後ろに、どどんとでかい企業がついて、みんなの分を取りまとめてちゃんとつなぎますからということをやってくれたので、非常にうまくいったという例もあります。
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