TRC/レベル4自動運転の施設内走行実現に向け高精度3次元地図データ整備を完了

2026年05月19日 11:37 / 施設・機器・IT

都心最大級の物流施設である東京流通センター(TRC)は、ダイナミックマッププラットフォームと進めていた、TRCの保有する敷地内全エリアの高精度3次元地図データの整備を完了した。

<東京流通センターの高精度3次元データ>
20260519TRC 1 - TRC/レベル4自動運転の施設内走行実現に向け高精度3次元地図データ整備を完了

これにより、物流施設の屋内部分を含めたTRC構内全体でのレベル4自動運転車両の受け入れと、円滑な走行実現を目指す。さらに、フィジカルAIをはじめとする周辺技術の開発促進にも貢献する。

今回整備した高精度3次元地図データは、平和島自動運転協議会の会員企業に対し、TRC構内における自動運転・フィジカルAI等の実証実験用途に限り、自由に活用できる共有インフラとして提供される。これにより、各社が個別に行っていたデータ整備のコストと時間が大幅に削減できる。

提供されるデータは、世界的な標準フォーマットである「Lanelet2」を採用しており、国内外の多様な企業が技術検討を進める様々な自動運転システムに対応可能。商用トラックの自動運転実装を目指す国内自動車メーカーをはじめ、すでに多くの会員企業による活用が予定されている。

レベル4自動運転車両の運行にはGPSが利用されるが、GPSが届きにくい屋内空間や複雑な幾何形状を持つランプウェイでの走行が課題となっていた。今回整備された物流施設全体の高精度3次元地図データは、この課題を解決するもの。

両社は今後、物流施設における自動運転走行技術の検討を加速させるとともに、自動運転車両と物流施設の運用管理システムの持つ情報とをリアルタイムに連携させる仕組みについても検討を推進。物流施設構内に到着したレベル4自動運転トラックが指定区画・バースへ安全に向かうための情報提供や、施設に入居するテナント事業者とのシステム連携などが可能になるという。

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