厚生労働省は8月6日、労働基準監督署等が自動車運転者を使用する事業場に対して行った2025年の監督指導、送検等の状況を公表した。
トラックでは、3175事業場に対して監督を実施、うち2564事業場(違反率80.8%)で労働基準関係法令違反があった。主な違反事項は、労働時間1269(40.0%)、割増賃金の支払い605(19.1%)、労働時間の状況の把握170(5.4%)となった。
また、改善基準告示違反事業場数及び主な違反事項をみると、3175事業場のうち、1812(57.1%)で改善基準告示違反が認められた。主な違反事項は、総拘束時間936(29.5%)、最大拘束時間1408(44.3%)、休息期間1017(32.0%)、最大運転時間540(17.0%)、連続運転時間777(24.5%)だった。
2025年に全国の労働基準監督署等において、自動車運転者に関する重大・悪質な労働基準関係法令違反が認められた事案として送検した件数は、67件であった。内訳は、トラック53、バス1、ハイヤー・タクシー7、その他6となった。
送検法条文の内訳は、労働時間19、安全基準10、最低賃金の効力8、賃金の支払7、労働条件の明示5、割増賃金の支払5、報告等5、休日3、その他5だった。

送検法条文の内訳(出典:厚生労働省)
国土交通省との連携として行っている地方運輸機関との相互通報では、労働基準監督署等から通報した件数404件、労働基準監督署等が通報を受けた件数296件となった。
また、自動車運転者の労働時間等の労働条件の確保・改善を図るため、労働基準監督署等と地方運輸機関が連携して、合同で監督・監査を行うことにより、効果的な指導を行っている。
2025年度の合同監督・監査の実施権数は、トラック100、バス20、ハイヤー・タクシー17、合計137件だった。
■労働基準監督署等が自動車運転者を使用する事業場に対して行った2025年の監督指導、送検等の状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75192.html
■自動車運転者を使用する事業場に対する監督指導、送検等の状況
https://www.mhlw.go.jp/content/11202000/001731858.pdf
厚生労働省/トラック事業者に対する監督指導事例2件・送検事例2件を公表
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