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2024年02月28日 14:22 / 経営
採用に特化したSNSの運用代行サービス「エアリク」を運営するリソースクリエイションは2月28日、SNSを活用し、Z世代のドライバー採用に成功した企業の事例を発表した。
採用に成功したのは静岡県浜松市の運輸会社A社で、採用向けのSNS運用開始から、2カ月で2名のドライバー採用に成功。
1人は25歳の男性ドライバーで、運用開始から1ヵ月半での採用。TikTokを見て、A社のトラックに興味を持ち応募したという。
もう一人は21歳の女性ドライバーで、運用開始から2ヵ月での採用。運転に興味はあったものの、業界のイメージが「怖い」と認識していたという。しかし、SNSで見た社長の笑顔が素敵だったことや、TikTokの投稿をみてイメージが変わり応募。現在ではドライバーとして活躍しつつ、SNSにも登場しているという。
A社はこれまで、退職した人材を補うための採用を求人媒体のみで行っていたが、中々人材が定着しないような状況が続いていた。しかし、戦略的に運用を行ったことで以前よりも応募者の質が良くなったと実感しているという。29歳以下の割合は全体のわずか10%以下というトラックドライバーにおいて、若手層の採用に効果を感じているとしている。
リソースクリエイションが行ったアンケート調査では、「転職活動を進める上で、企業のSNSアカウントは必要だと思いますか?」という質問に対し、86.8%が「必要だ」と回答。新卒者では、9割以上が「必要だ」と回答しているという。
<転職活動を進める上で、企業のSNSアカウントは必要だと思いますか?>
SNSが必要な理由として「HPよりも雰囲気が伝わりやすい」「働くイメージが沸きやすい」「会社の素がわかるから」といった声が多かった、としており、採用を成功させるにはSNSに限らず、他社がやっていない新たな取り組みを先進的に取り入れるなどのアクションを起こす必要があると指摘。2024年問題を控え人手不足がより懸念される中で、求人広告の利用や、賃上げを行うことで人材確保を試みる企業が多く見られるが、売り手市場の今、他社と同様の取り組みを行い応募を待っているだけでは採用が難しく、各社差別化ポイントを打ち出し、求職者に訴求することが重要としている。
■エアリク公式サイト(https://sns-agency.rc-group.co.jp/)