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2024年09月25日 15:37 / 車両・用品
三菱ふそうトラック・バスは、シンガポールで小型EVトラック「eキャンター」の販売を開始し、初号車1台を現地顧客に納車した。
<シンガポールのクーン・セン・ロードにあるプラナカン様式のテラスハウス外に停車するeCanter>
eキャンターは豊富なバリエーションを特徴としているが、シンガポールでは車両総重量(GVW)5トンから8.55トンまで4種類を展開。ホイールベースは2.5m~4.45mまで選択でき、バッテリーは用途に合わせて最大容量41kWhのS、同83kWhのM、124kWhのLを搭載可能。普通充電では一晩でフル充電ができ、顧客の配送センターなどに設置された急速充電器では2時間以内で充電を完了できる。
また先進安全機能では、ドライバー注意監視システム「アクティブ・アテンション・アシスト」、巻き込み防止装置「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」、走行中および停車中の車両や歩行者を検知する衝突被害軽減ブレーキ「Active Brake Assist 5(ABAR5)」などを搭載している。
シンガポールでは、40年以上に渡ってFUSO車両の正規代理店を務め、小型トラック「キャンター」、中型トラック「ファイター」、大型トラック「スーパーグレート」も販売しているGoldbell Engineering Pte. Ltd.がeキャンターの販売も担当する。車両はMFTBCの川崎工場で生産し、完成車としてシンガポールに輸出している。
シンガポール政府は2040年までに国内の道路を走行するすべての車両をクリーンエネルギー車に転換する目標を掲げており、政府が掲げる環境行動計画「シンガポール・グリーンプラン2030」では、2030年までに6万ヶ所の充電スポットを設置するなど、EV普及に向けたロードマップを策定。このためEVトラックへの需要拡大も期待されており、MFTBCのカール・デッペン代表取締役社長兼CEOは、「eCanterを既に販売している世界38の市場と同様に、シンガポールでもお客様の様々なご要望にお応えできると期待しています」と述べている。
なお、アジア圏では、既に香港、台湾、インドネシア等でもeキャンター導入を開始している。