名鉄 決算/25年3月期「トラック事業」営業収益1966億円、営業損失53億円
2025年05月21日 11:14 / 業績
名古屋鉄道が5月8日に発表した2025年3月期決算によると、トラック事業の営業収益は1966億100万円(前年同期比27.6%増)、営業損失53億300万円(前期は11億1700万円の営業利益)となった。
海運事業を合わせた運送事業全体の営業収益は1801億8300万円(30.3%増)、営業損失37億2100万円(前期は17億9200万円)だった。
<トラック事業の収益改善>

出典:2025年3月期名古屋鉄道決算説明会資料
運送事業の営業収益は、事業統合を行ったトラック事業の収入が寄与し増収となった。一方、営業損益は、海運事業で増益となったものの、トラック事業の収支悪化により前期に比べ55億1300万円収支悪化し営業損失を計上した。
第4四半期に実施したNXアロー事業の統合において、想定と比べて物量を確保できず、非効率な配送となった。
トラック事業では、名鉄NX運輸は、特別積合せ運送事業(不特定多数の荷主の貨物をまとめて積載し、全国規模のネットワークで運ぶ運送形態)において、NXトランスポート、日本通運のアロー便事業を統合し、同事業の経営基盤の強化を図った。なお、同社は、2025年1月1日をもって、日本通運との特別積合せ運送事業に関する事業統合が完了したことに伴い、「名鉄運輸」から商号変更した。
来期のトラック事業では、事業統合に伴う物流の取込み・事業拡大等で33億円、運賃単価の是正で36億円、委託料削減で39億円の収益改善を実施し、30億円の営業利益を計画している。
また、2024年~2026年度の中期経営計画では、運送事業で2026年度に50億円の営業利益を計画している。
運送事業の設備投資では、2021年度から2023年度までに307億円を投資し、2024年度は101億円を投資した。2025年度は134億円、2026年度は98億円を投資する予定だ。
来期の運送事業は、営業収益1904億円(5.7%増)、営業利益41億円の見通し。
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