経営 に関する最新ニュース
一覧- 全日本トラック協会/公正取引委員会の軽油価格カルテルの強制捜査で事実解明求める (09月11日)
- ギオン/自社ブログに「現場で働くってどんなこと?物流の仕事のリアル」掲載 (09月11日)
- 国土交通省/2025年度特殊車両通行制度に関するアンケートで協力依頼 (09月11日)
- 九州運輸局/25年8月、一般貨物自動車運送事業者4社を新規許可 (09月11日)
- 北陸信越運輸局/25年8月、一般貨物自動車運送事業者2社を新規許可 (09月11日)
2025年09月11日 16:49 / 経営
Azoopは9月11日、トラックドライバー約1万3000名のデータを基にトラックによる加害事故の傾向を分析し発表した。
調査によると、社歴5年未満のトラックドライバーの事故リスクが5年目以上に比べ約3倍高いことが分かった。運送事業者起因の交通事故を減らすためには、運送会社による社歴の浅いドライバーへの安全運転教育や意識啓発が重要ということを示唆している。
調査では、社歴が長くなるにつれて事故リスクは横ばいまたは減少傾向にあること、60代以上になると社歴と事故リスクは大きく変動しないこと、1人あたりの事故発生件数でみると20代が最も多いことが分かった。
50代までは年齢に関わらず、社歴が浅いと事故が発生しやすい。事故を引き起こすかどうかは企業ごとの配送業務への習熟度、すなわち、運転する車種や車格、配送ルートや時間帯、積み下ろしの場所やルールなどへの慣れ・不慣れによるところが大きいと考えらる。
全体として、ドライバーの社歴が長くなるにつれて、ほとんどの年齢層で一人あたりの事故発生率が減少または横ばいになる傾向が見られた。これは、経験の蓄積が安全運転に寄与していることを示唆している。
60代以上の年齢層では、社歴の長短による一人あたりの事故発生件数の大きな変動は見られなかった。入社5年目までの事故割合は相対的に高いものの、他の年代と比べると顕著な差は出ていない。これは、長年のドライバー経験により培われた運転技術や危機予測能力、安全意識などが事故発生の抑止につながっていると考えられる。
年齢層別に見た場合、特に20代のドライバーにおける1人当たりの事故発生件数が顕著に高い傾向が見られた。これは、社歴だけでなく単純に運転経験が浅いためと考えられる。
調査対象データは、2020年3月~2025年7月までの間に『トラッカーズマネージャー』に入力されたトラックドライバーおよび事故情報(実際に入力された事故の発生日時や、期間は各社ごとに異なる)。運送事故記録を記録している企業のドライバー総数は1万2898名分、事故件数は7239件分(うち加害事故は3436件)のデータが登録されており、集計・分析の便宜上、一部数値を単純化した。このため、実際の状況や条件により、結果が異なる場合がある。
■「社歴5年未満のドライバーは事故リスク約3倍」明らかに
https://azoop.co.jp/news/2326.html