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2025年09月16日 16:49 / 車両・用品
いすゞ自動車は、国内初となる小型充填機を用いたバイオメタンの車両充填実証に参加した。
この実証は、ルネッサンス・エナジー・リサーチ(RER、京都市)」が9月3日に大阪府泉佐野市内で実施したもの。
樹皮や廃油など利用率が低い、あるいは利用されていないバイオマスをメタン発酵させて得たバイオガスから、RER独自の分離膜技術によりCO2を分離し、高純度なバイオメタン(メタン濃度約90%)を生成。このバイオメタンを小型ガス充填機で圧縮し、いすゞのNGV(天然ガス車)トラック「エルフCNG車」に充填。エンジン始動および走行を問題なく行い、バイオメタンが自動車燃料として実用可能であることが改めて確認された。
現在、国内でNGVトラックを量産・販売しているメーカーはいすゞのみ。いすゞでは、環境負荷低減およびエネルギーセキュリティーの観点から、NGVの普及に取り組んでおり、今回、量産車両であるエルフCNG車が実証に用いられたことは、商用車におけるカーボンニュートラル(CN)燃料導入の可能性を裏付ける重要な検証となった。