伊藤忠エネクス／菱倉運輸と小口配送での次世代バイオ燃料活用の実証を開始

伊藤忠エネクスと菱倉運輸（東京都江東区）は、7月から小口配送でのリニューアブルディーゼルの実証実験を開始した。

首都圏で展開する菱倉運輸の小口積合せ配送用車両に使用する燃料として、3tトラックの燃料にリニューアブルディーゼル（RD）を活用する。

＜実証実験で使用する3tトラック＞

伊藤忠エネクスと菱倉運輸は既に、名古屋港を起点にコンテナ輸送を行うトラクタヘッド1台の燃料を、軽油からRDに代替する実証実験を実施済みであり、今回はRDを活用する実証実験の第2弾となる。

RDは、食料と競合しない廃食油や廃動植物油脂等のような廃棄物や残渣物を原料として製造される次世代バイオ燃料。ライフサイクルアセスメントベースでのGHG排出量で、石油由来の軽油と比べて最大90％削減が可能になる。製造するシンガポールのNeste Asia Pacific Pte Ltdから輸入し、伊藤忠エネクスが菱倉運輸へ供給する。

両社は本取組みの成果を踏まえ、首都圏における小口積合せ配送用車両へのRDの本格導入や、さらなるエリア拡大など、持続可能な物流の実現に向けた検討を進めていくとしている。

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