SBSホールディングスは10月1日付で、ブリヂストンの100%子会社であるブリヂストン物流の普通株式66.6%を取得し、子会社化した。
これまでにSBSグループ入りした各社と同様に、ブリヂストン物流においても現在の社長が留任し、事業運営の継続性を保ちながらグループ内での一体化を図る。また、ブリヂストン物流の社名は、当面は現行の社名を継続しながら、将来的に新社名への変更を検討する。
ブリヂストン物流は1995年7月1日設立、資本金は4億円、従業員数は987名(2024年末現在)で、2024年度の売上高は507億円。ブリヂストングループ唯一の物流専門会社として、タイヤ物流を柱として培ってきた現場ノウハウや技術、またブリヂストングループとしてのブランド力、ネットワーク力を活かし、変化する物流環境に最適なソリューションを提供している。
一方、SBSグループは総合物流事業グループとして、事業規模と事業領域の拡充、さらには優秀な人材等を確保する手段として、M&Aを重要な成長戦略の一つとして位置付けている。
今回、ブリヂストン物流がSBSグループ入りすることにより、同社がブリヂストングループとその主要取引先との良好な関係を維持しつつ、SNSグループが保有するインフラ・ノウハウの共有、物流業務における協業とシナジー追求によって、より付加価値の高い総合的な物流サービスを提供できる体制を整える。
鎌田正彦SBSホールディングス代表取締役社長・SBSグループ代表は、「自動車関連の分野を強化したいSBSグループにとって、タイヤ物流でトップクラスの競争力を持つブリヂストン物流がグループに加わったことは大きな意味を持つ。わが国を代表するナショナルブランドであるブリヂストングループで培ったノウハウや技術、また先進的なカルチャーが、グループに新たな風を吹き込んでくれることを期待します」とコメントしている。
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