日野自動車、三菱ふそう/持株会社の名称「アーチオン」に決定、プラットフォーム統合で競争力高める
2025年10月09日 14:58 / 経営
日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは10月9日、2026年4月1日に事業開始を予定している持株会社の名称を「ARCHION(アーチオン)株式会社」とすると発表した。
「ARCHION」は、英語で弓型の構造物を意味する「ARCH」と、遠い過去から未来まで続く様子を意味する英語の「EON(ION)」を融合させたもの。会社とステークホルダー、そして三菱ふそうと日野をつなぐ絆を、また、輸送の未来を創造し、より良い暮らしを次世代に受け継いでいく志を表している。
また、持株会社であるARCHIONと、事業会社である日野と三菱ふそうで構成するARCHIONグループの主要戦略として、「統合プラットフォーム戦略」を推進。大型、中型、小型トラックのプラットフォームを統合し、両社の強みを活かして製品の競争力を引き上げるとともに、コスト効率性を高め、より良い商品をタイムリーに市場投入できる体制を実現する。日野とふそうの両ブランドの車両をお互いに活用することで、より充実した製品ポートフォリオを顧客に提供していくとしている。
同時に、開発、調達、生産、物流などの機能の統合・効率化も進め、事業効率を向上させる。開発機能の統合を通じて重複投資の削減を図るとともに、リソースの最適配置および有効活用を進めることで、製品プラットフォームの統合をタイムリーに実現し、将来のイノベーションを支える基盤を構築する。
調達では、購買機能を統合し購買ボリュームを集約することで大幅なコスト削減を図るとともに、製品統合によるスケールメリットを活かしたさらなる効率化にも取り組む。さらに、生産拠点・物流ネットワークを最適化することで、コスト・品質・リードタイムを改善するとともに、統合プラットフォーム戦略の実現を推進する。2028年末までに、現在5か所ある国内のトラック生産拠点を川崎製作所(神奈川県川崎市)・古河工場(茨城県古河市)・新田工場(群馬県太田市)の3か所に集約。日野の羽村工場はトヨタへ移管、三菱ふそうの中津工場の生産は川崎製作所に集約する。
商品開発では、トヨタ、ダイムラートラックを含めた4社の技術資本とスケールメリットを生かし、電動車の各セグメントで市場をリードする製品を開発、特に水素領域に関しては、ダイムラートラックとトヨタの協業により両社の強みを合わせることで、世界トップレベルの燃料電池システムを開発し、普及を図っていく。また、自動運転領域においても開発を加速させる。
なお、グループ全体の将来の技術ロードマップの策定および、研究開発や製品プラットフォームによる技術的シナジーの実現を目的として、新持株会社に最高技術責任者(CTO)のポジションを設立し、日野の小木曽社長が就任予定。また小木曽社長は、同時に取締役執行役員にも指名されている。
さらに、透明性、業績、資本配分に関する財務体制を構築するため、三菱ふそうの代表取締役兼最高財務責任者(CFO)であるヘタル・ラリギ氏が、CFOおよび代表取締役に指名された。また、住友理工の社外取締役である伊勢清貴氏、およびダイムラートラックの副社長兼コーポレート・ディベロップメント部門責任者であるクリスチャン・ヘルマン氏が、取締役(非常勤)に指名されている。
■新会社概要
社名:ARCHION(アーチオン)株式会社
本社所在地:東京都品川区
役員体制:代表取締役・最高経営責任者(CEO) カール・デッペン
代表取締役・最高財務責任者(CFO) ヘタル・ラリギ
取締役・最高技術責任者(CTO) 小木曽 聡
取締役(非常勤)伊勢 清貴
取締役(非常勤)クリスチャン・ヘルマン
設立日:2025年6月2日
事業開始:2026年4月1日
資本構成:ダイムラートラックとトヨタはそれぞれ持分比率25%を保有する方針
上場取引所:東京証券取引所プライム市場への上場を目指す
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