ナビタイムジャパン/「トラックカーナビ」で入庫導線を考慮したルート検索を開始
2025年11月05日 13:04 / 施設・機器・IT
ナビタイムジャパンは11月5日、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ by NAVITIME」に、物流施設や工場などの大型施設が定める入庫導線を考慮したルート検索機能の提供を開始、第一弾として「GLP ALFALINK尼崎」の各棟への入庫導線に対応した。
「GLP ALFALINK尼崎」を目的地に設定すれば、トラックの流入方向や各棟に応じた最適なルート検索が可能になる。
<入庫導線を考慮したルート検索>

この新機能は、施設運営事業者や自治体が設定した入庫導線に沿ったルート案内を可能にするもの。
工場や物流施設などでは、周辺道路の混雑や事故防止のため、大型車が施設へ入庫する際の導線を事業者と自治体、警察署が取り決める場合がある。新機能では、入庫導線が定められた施設を目的地に設定すると、自動的にその導線に従ったルートを検索・案内する仕組み。複数の導線が設定されている場合でも最適なルートを提案するため、ドライバーは取り決めに沿ったルートで入庫することができる。
ナビタイムジャパンは、2024年から右折入庫禁止やトラック専用出入口を考慮したルート案内機能を提供しているが、今回の新機能により、特定の交差点での右折禁止や特定道路を通るといった施設独自のルールにも対応できるようになる。
同社は、現場に即した情報整備を進めることで、トラックドライバーの安全運転や物流施設運営における業務負担軽減を目指す。安心・安全な物流支援を目的に、入口情報や入庫導線の拡充を進めており、企業や物流施設運営企業に対して、情報提供の協力を呼びかけている。
「トラックカーナビ」は、日本初のトラックドライバー向け特化型カーナビアプリ。高精度な到着予想時刻表示や車両別に最適なルート検索、複数の訪問先の最適訪問順自動計算、大型車が駐車可能な施設検索機能などを備えている。iOSやAndroid OSで利用でき、法人契約も可能。
トラックカーナビ/通行禁止道路通行許可を考慮したルート検索機能を提供開始