商用車専門オンラインプラットフォーム「トラック王国」を運営するトラックオーコク(東京都渋谷区)は11月18日、外国人トラックドライバーの紹介および登録支援事業を開始した。
2024年3月より「特定技能」の対象分野に自動車運送業が新設されたことで、外国人ドライバーの採用が正式に認められた。新事業はこの新制度を活用し、トラック・バス・タクシーなどの運転職種をはじめとした外国人材紹介・定着支援サービスを展開するもの。建設・製造業などの既存分野にも対応し、業界特化型の支援体制を整備している。
<サービス概要>

外国人材紹介事業では、在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」および「特定技能」に対応し、国内外からの人材募集・面接・採用支援を実施。採用までのスクリーニングを徹底し、建設・物流分野に最適な人材を紹介する。採用までの期間は、海外採用の場合、約4~6カ月、国内採用では約2カ月。
対応国はネパール、ベトナム、インドネシアなどで、特にドライバー人材については、ネパールの現地教育機関と提携し、日本語教育・交通ルール・運転技術・免許切り替え講習までを一貫サポート。山岳地帯を走行する高い運転スキルを持つドライバーを中心に「走れる人材」を選抜している。
登録支援事業では、特定技能外国人の受け入れに義務付けられた登録支援機関として、生活・労務・語学の面で包括的な支援を提供。入社前支援(労働条件・職場文化の教育)、生活支援(住居・銀行口座開設・オリエンテーション)、入社後支援(定期面談・トラブル対応)、語学支援(日本語学習の進捗確認・助言)など、支援内容は法令に基づく10項目を網羅し、企業と外国人の橋渡し役を担う。
生活オリエンテーションや日本語学習支援、定期面談を通じて「働ける」から「続けられる」にサポートする。多言語対応スタッフによる生活・労務支援で、企業と人材のミスマッチを防ぐ。
また、建設・物流分野も含め、業界知識を持つ専任担当が求人作成から採用まで伴走。現場理解に基づいたマッチング力で、ドライバー・整備士・現場作業員など多様な職種に対応する。
紹介料・支援費は定額設定。入社後90日までの返金規定もあり、導入しやすく、安心して採用できる内容としている。
同社では今後、外国人ドライバーや建設技能者に加え、製造業・整備業など多様な職種への展開を予定。またネパールを中心とした海外教育機関との連携を強化し、「安心して働ける日本」「持続可能な外国人雇用モデル」の確立を目指す。
■商用車専門オンラインプラットフォーム「トラック王国」(https://www.55truck.com/)
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