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2023年05月10日 10:56 / 業績
新明和工業が5月9日に発表した2023年3月期決算によると、売上高2251億7500万円(前年同期比3.9%増)、営業利益92億9300万円(12.1%減)、経常利益99億200万円(16.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益73億1300万円(5.9%増)となった。
鋼材価格の上昇等により、営業利益、経常利益とも前年同期を下回ったが、特別損益の増加と税金費用の減少により、当期純利益は増加した。
事業セグメントのうち特装車については、車体等の製造販売は受注が45%減、売上58%減と減少。林業用機械等は、受注減となったものの売上は前期並みの水準となった。この結果、同セグメントの売上高は913億1100万円(6%減)、営業利益は7億700万円(86.8%減)となった。
なお24年3月期は、売上高2700億円(19.9%増)、営業利益120億円(29.1%増)、経常利益117億円(18.2%増)を予想。資源・原材料価格の高騰により収益性は厳しい面があるものの、パーキングシステム、航空機、産機・環境システムが増加し、全体の受注高は過去最高となる見通し。また売上高は「流体」を除く全セグメントで増収となり、こちらも過去最高となる見通しとしている。
<売上高推移>
<営業利益推移>