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2023年11月16日 14:41 / 施設・機器・IT
電気自動車用充電インフラを運営するe-Mobility Power(東京都港区)は11月16日、一部の充電スポットでEVトラックの利用が可能になったと発表した。
利用できる車種は、いすゞ「エルフEV」、日野「デュトロZ EV」、三菱ふそう「eCanter」で、全長5m以下・標準幅の車両。16日現在で利用可能な充電スポットは全国274か所となっている。
◆EVトラックでの利用可能な充電スポット(2023年11月16日現在)
エルフEV、デュトロZ EV、eCanterのユーザーは、e-Mobility Powerのウェブサイトもしくはスマートフォン向けアプリで会員登録を行い、「eMPカード」が交付され次第、充電器の利用が順次可能になる。
e-Mobility Powerは、全国の商業施設や道の駅、高速道路のSA・PA、自動車ディーラーなどに普通・急速合わせて2万口以上の充電ネットワークを展開しているが、既存充電スポットは普通乗用車サイズで設計されており、かつ大型車と普通乗用車の駐車スペースが区別された場所に設置されていることが多いため、安全確保の面からEVトラックでの利用を認めていなかった。
しかし、CO2排出量を大きく削減できるEVトラックの普及拡大が期待されていることで、今回、安全にかかわる一定の基準(駐車マスとトラックのサイズ)をクリアし、充電器設置パートナーの合意を得られた充電スポットに限り、特定のサイズのEVトラックでの利用を可能とした。
これにより、EVトラックのユーザーは、自社事業所における充電(基礎充電)だけでなく、運行ルート途上での「経路充電」も可能になる。EVトラックの課題の一つである航続距離に対する不安が軽減されると同時に、活用用途の拡大と使い勝手の向上でEVトラックのさらなる普及拡大が期待される。
<e-Mobility Power社の公共充電設備を利用する「eCanter」新型モデル>
e-Mobility Powerでは今回、対象とならなかった充電スポットやEVトラックのサイズについても、充電器設置パートナーとの協議を継続し、利用可能な充電スポットを増やせるよう努めていくとし、さらに今後新設する充電スポットについても、充電器設置パートナーとの場所選定の段階から、極力EVトラック向けの駐車スペースを確保できるように協議をしていくとしている。