日野自動車は12月26日、2024年1月5日~19日にサウジアラビアで開催されるダカール・ラリー2024に「日野チームスガワラ」として参戦すると発表した。日野のダカール・ラリー参戦は今回で33回目。
参戦車両は前回同様、中型トラック「HINO600シリーズ」をベースに開発したレーシングトラック。信頼性をさらに高める改良を施し、極限までロスタイムを減らすことで上位を狙う。特に前回頻発したエンジンの冷却系不具合については、主因となったエンジンヘッドの冷却効率向上と、想定されるその他不具合の対策を行ったという。
<参戦車両>

ドライバーは、「ダカール・ラリーの鉄人」菅原義正氏の次男であり、ダカール・ラリー2005年から参戦を続け、2021年大会で同クラス12連覇を達成している菅原照仁氏が引き続き担当。またナビゲーター兼メカニックとして、社員選手である望月裕司氏が5回目の参戦を果たす。
<ナビゲーター兼メカニック 望月裕司選手>

なお、今回から全国販売会社メカニックの選考会を再開。公募から選抜された栃木日野自動車の斎藤明延さんと愛知日野自動車の福田剛史さんの2名がチームに帯同する。
<栃木日野 斎藤明延さん>

<愛知日野 福田剛史さん>

望月選手は「過去のダカール・ラリーを共にしているので、チームワークには問題ない。しかし、今回は販売会社メカニックの選抜も再開し初参加となるメンバーが多いので、経験のある私がメンバーをリードすることで、自身の成長にも繋げていきたい」とコメント。「レース中は何が起きるかわからないので、ナビゲーターだけではなく、乗員メカニックの役割としても、ビバークで待つメカニックになんとしても繋いでいきたい」と意気込みを見せている。
また、開発責任者である技術研究所ダカールチャレンジグループの榎本満氏は「ダカール・ラリーの現場は、お客様の車の稼働を止めないトータルサポートを体現する究極の場。参戦メンバーがこれまで以上に高いパフォーマンスを発揮できるよう、ダカール・ラリー2024からは、冷暖房完備のトレーラーハウスを導入し、雨風をしのぎしっかりと休養できる環境が整った。万全の体制で臨むことが良い結果に繋がるということを実感できるはず」と手応えを語った。
【参戦車両 スペック】
| ベース車両 |
HINO 600シリーズ |
| エンジン型式 |
A09C-TI(ターボインタークーラー付き) |
| エンジン形式 |
ディーゼル4サイクル直列6気筒 |
| 排気量 |
8.866L |
| エンジン最高出力 |
800PS (588kW)/2800rpm |
| エンジン最大トルク |
248kgm (2430Nm)/1600rpm |
| 駆動方式 |
フルタイム4WD |
| トランスミッション |
AT(前進6速・後退1速) |
| トランスファー |
Hi-Loレンジ切替付、センターデフロック付 |
| タイヤ |
XZL 14.00R20 |
| 車両重量 |
8,290㎏ |
| 全長 |
6,620㎜ |
| 全幅 |
2,500㎜ |
| 全高 |
3,320㎜ |
| ホイールベース |
4,170㎜ |
| 燃料タンク |
800L |
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