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2024年03月01日 11:35 / 施設・機器・IT
西久大運輸倉庫とドローン空路整備サービス「S:ROAD」を開発・提供するトルビズオン(福岡市中央区)は2月29日、福岡県うきは市で20日に行ったドローンとEV車両を用いた医薬品の配送実験が成功したと発表した。
<離陸するドローン>
西久大運輸倉庫は、これまでドローンの配送実験やEV車両での配送実験を行ってきたが、今回の実証実験では、物流トラックによるCO2排出問題と物流の2024年問題に対応するため、ドローンとEV車両を活用。BtoBの定期配送実現に向けた継続的運用可能な配送手段を検討していくために、医薬品の廃棄薬削減や薬剤師の業務効率化に焦点を置き、薬局間の在庫移動を想定した実証実験を実施した。
<EV車両により配送が完了>
実験は、営業所に見立てたハブ拠点(うきは市吉井体育センター運動場)より集荷先薬局へドローンによる集荷を実施、その後、人口密集地(市街地)にある配送先薬局に営業所よりEV車両に積み替えを実施、陸路を活用して配送先に医薬品を届けた。輸送距離は2.2km、輸送重量は約100g、飛行時間は約6分半。
<医薬品用のボックスを取り付けたドローン>
トルビズオンは今回の実験結果について「ドローンとEV車両を活用することにより、二酸化炭素排出量の削減が可能であることが確認された」と評価。「次のステップでは、複数自治体間での輸送を行い、今回の実証実験以上の輸送実績を達成することを目指していく」とした。特に筑後地方においては久留米市を含む物流網の構築が重要であることから、筑後川などの利用も視野に入れた長距離輸送網の開拓を進めていくとしている。
■トルビズオン「S:ROAD」(https://www.truebizon.com/sroad)